天気の鍵?!大気の境目『前線』について

こんにちは!

今日も気象予報士の勉強をしていきます!

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前線とは寒気と暖気がぶつかる場所

テレビで天気予報を見ると「前線が通過します〜」なんて予報士さんが言ってますよね。前線には大きくは分けて4つの種類があります。

前線の4つの種類
気象庁HPより 2023年5月23日天気図

上の天気図に青・赤・紫で描かれた線が前線ですが、この線を境にあったか空気軍団ヒエヒエ空気軍団が戦っている場所です。戦う場所…まさに前線って感じですね🤔

気象でいう『前線』とは【寒気団🥶と暖気団☕️が接している境界線のこと】を指します。

前線は天気図で見てもわかるように長さは数千kmというレベルであります。

万里の長城みたいだね。

一方、幅は「前」というくらいだから細いのかと思いきや、意外にも数百km単位であることもあります。意外と太めです😳

前線の種類は全部で4つ!

上の天気図でもわかりますが、前線には種類が4つあります!

学校で習ってるハズらしいですが、メジャーどころしか覚えていませんでしたorz

前線を勉強する前に大切な前提を確認しておきます。それは、

  • 暖かい空気は上↑↑
  • 冷たい空気は下↓↓

という大前提です。

日々の生活でも「暖房をつけても足元が寒い」「お風呂のお湯が下の方が冷たい」とか体験したことあるよね。

この前提のもと前線の勉強をしていきましょう!

寒冷前線

寒冷前線は冷たい気団が暖かい気団の方へ移動する前線です。

寒気団が暖気団の下に無理に潜り込もうとして暖気を勢いよく上に押し上げます。

すると前線の周辺で上昇気流が発生し、背の高い積乱雲が発達しやすい。

このため、寒冷前線の付近では雷を伴う激しい雨が降ることがあります。

寒冷前線が通過した場所は気温が急激に下がるよ!

温暖前線

温暖前線は暖かい気団が冷たい気団の方へ移動する前線です。

暖気団はゆるやかに寒気団の上に覆い被さっていくので、上昇気流もゆるやかで層状の雲が薄く広く作られます。

前線周辺での雨は比較的弱めで広範囲に降ることが多いです。

温暖前線が通過した場所は気温がゆっくりと上がります。

停滞前線

停滞前線は寒気と暖気の勢力が拮抗していてどちらも一歩も引かないバチバチの状態です⚔️

暖気は寒気との境目に沿って上昇していき、雲は寒冷前線と温暖前線のあいだのような形で発達していきます。

前線の南北の動きがあまりなく、同じエリアで長期にわたってグズついた天気をもたらします。

6月ごろの梅雨前線も停滞前線の一種なんだよ!

閉塞前線

普段の天気予報で一番見慣れない前線がこの閉塞前線ですよね。

温暖前線がマイペースに進んでいるところを後ろから寒冷前線が追いつき、地表を重たい寒気が覆ってしまった状態(閉塞状態)を閉塞前線といいます。

閉塞前線はさらに「寒冷型」と「温暖型」の2種類に分類することができます。

  • 閉塞前線「寒冷型」:前を行く寒気団の下に後ろの寒気団が潜り込む、まるで寒冷前線のような型の閉塞前線。
  • 閉塞前線「温暖型」:前を行く寒気団の上に後ろの寒気団が乗り上げる温暖前線のような型の閉塞前線。

閉塞前線は温帯低気圧の衰退時に発生するよ!

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