短期予報解説資料を読もう!

おはようございます☀️

天気のいい日が続いています。

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年10月14日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① 北日本付近に高気圧があって東に移動。 日本付近はこの高気圧に覆われて晴れている所が多くなっている。 また、 この高気圧の縁辺を回る下層暖湿気の影響で伊豆諸島や東海道沖、 九州南部などで激しい雨を解析している所がある。

出典:気象庁

日本がきれいに高気圧に包まれていますね。


② 前線が日本のはるか東から、日本の南にのびている。

③ ①の高気圧と②の前線との間で気圧の傾きが大きくなっており、 東よりの強い風が吹いて、 うねりを伴って波が高く、 しけている所がある。

出典:気象庁

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は、14日は日本の東に、15日は日本のはるか東に移動して、日本付近に張り出す。14 日は全国的に晴れる所が多いが、南西諸島や西日本太平洋側、伊豆諸島では高気圧の縁辺をまわる下層暖湿気の影響で雨の降る所がある見込み。

出典:気象庁


② 1項②の前線は、小笠原近海を南下し、15日にかけて次第に不明瞭となる見込み。

③ 2項①の高気圧と2項②の前線との間では、引き続き15日にかけて気圧の傾きが大きく、東よりの風が強く吹き、吹送距離・吹続時間が長くなるため、うねりを伴って波が高くしける所がある。南西諸島や西~東日本の太平洋側では15日にかけて強風や高波に注意。

④ アムール川中流域の低気圧が、 15日にかけてオホーツク海へ進み、 寒冷前線が日本海北部にのびる。前線に向かって下層暖湿気が流入するため、大気の状態が不安定となる見込み。また、前線の近傍では気圧の傾きが大きくなるため、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では 15 日は、落雷、突風、降ひょう、急な強い雨、強風、高波に注意。

⑤ 500hPa 5820m付近の正渦度移流域に対応し、14日夜までに朝鮮半島付近に低気圧が発生し、15日にかけて日本海へ進む見込み。 この低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、 大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島や西日本では15日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場は GSM を基本、量予想や降水分布は MSM や LFM も参考。2項⑤の低気圧に伴う降水はGSMとMSMとの差が大きいので、GSMを参考に予報を組み立てる。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(06時からの24時間):九州北部120㎜。

②波浪(明日まで):関東・伊豆諸島・沖縄4、北海道・近畿・四国・九州北部・九州南部・奄美3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)
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