短期予報解説資料を読もう!24年10月17日

おはようございます🌥️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年10月17日03時40分発表

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① オホーツク海には500hPa 5340m付近のトラフがあって北東進。対応する低気圧がトラフの直下にあって北東進。低気圧から前線が日本の東にのびる。前線近傍の日本の東では、1時間に30~40mmの雨量を解析、雷を検知。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁


② 日本のはるか東と日本海中部付近にある高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が南西諸島や西~東日本太平洋側に流入し、大気の状態が非常に不安定となっている所がある。南西諸島と西~東日本太平洋側では、海上を中心に1時間20~50mmの雨量を解析、雷を検知。

予想天気図降水量 3時間, 2024/10/16 21:00 (UTC+09:00), © Ventusky.com

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の低気圧は、17日はオホーツク海を北東進し、日本への影響は次第に小さくなる見込み。

出典:気象庁


② 1項②の日本のはるか東の高気圧は東に移動し、1項②の日本海中部にある高気圧は、18日朝にかけて北日本を通過する。

出典:気象庁

18日にかけてこれらの高気圧の縁辺からの下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所がある。南西諸島では17日は、西~東日本太平洋側では18日は、落雷や突風、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


③ 500hPa 5340m付近のトラフが18日夜に中国東北区へ進む。このトラフに対応して前線を伴った低気圧が18日夜にサハリン付近、19日にかけてオホーツク海へ北東進する。北日本では、18日は2項②の高気圧と低気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、 やや強い風が吹いて、 波が高くなる所がある。

出典:気象庁(編集あり)


④ 500hPa 5700~5760mのトラフが18日夜に黄海へ進む。対応して前線を伴った低気圧が19日に日本海から北日本を通って千島近海へと進む。

西日本~北日本では、19日は前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある。また、 低気圧や前線の近くでは気圧の傾きが大きくなり、 強い風が吹いて、 波が高くしける所がある。西日本~北日本では、19日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風、強風や高波に注意。


⑤ 2項④の低気圧や前線は、19日に北日本を通過し、その後850hPa -6℃以下の寒気が北海道地方へ流れ込み、山地を中心に積雪となる所がある。積雪や路面の凍結による交通障害に注意。

出典:気象庁(編集あり)

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

②波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

③高潮(明日まで):大潮の時期。南西諸島~東日本で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

水蒸気画像

水蒸気画像 24年10月16日21時 (出典:気象庁 編集あり)

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

今回の300hPaの図では100kt以上の強風は吹いていないようですね。

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)
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