短期予報解説資料を読もう!24年10月18日

おはようございます☁️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年10月18日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁

1.実況上の着目点


① 三陸沖に中心を持つ高気圧があって東に移動。高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が西~東日本太平洋側に流入し、大気の状態が非常に不安定となっている。西~東日本太平洋側では、海上を中心に非常に激しい雨や猛烈な雨を解析。雷を多数検知。宮崎県の日南市では17日23時50分に土砂災害警戒情報を発表し、18日2時に解除した。

出典:気象庁

② 500hPa 5340~5580m のトラフに対応する低気圧がアムール川中流付近にあって東進。


③ ①の高気圧に覆われて、北日本~西日本の広い範囲で晴れとなっている。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は、18日は日本の東に移動。高気圧の縁辺から下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。西~東日本太平洋側では18日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。落雷や突風に注意。局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁


② 1項②の低気圧は、18日日中は前線を伴って発達しながら東に進む。18日夜にはサハリン付近で閉塞し、この閉塞点から寒冷前線が日本海にのびる。

出典:気象庁

その後、19 日は寒冷前線が北日本を通過する。また、18日は500hPa 5700~5760mのトラフに対応する低気圧が、前線を伴って発達しながら日本海に進み、19 日は北日本を通過して千島近海まで進む。西~北日本では、低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。西~北日本では 19 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。落雷や突風に注意。局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

③ 19~20日は、2項②の低気圧と前線と2項①の高気圧との間で、20日は、朝鮮半島付近から日本海に進む高気圧の縁辺で気圧の傾きが大きくなり、 強い風が吹いて、 波が高くなりしけとなる所がある。南西諸島では20日は、西~北日本では19~20日は、強風や高波に注意。

出典:気象庁


④ 2 項②の低気圧や前線が北日本を通過後、日本付近は一時的に西高東低の気圧配置となる。北海道地方では、19日夜~20日は850hPa -6℃以下の寒気(この秋一番の寒気で11月下旬並)が流入し、標高の高い峠や山間部を中心に降雪となり、日本海側では平地でも積雪となる所がある。北海道地方では19~20日は、積雪や路面凍結による交通障害に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):東海・近畿120mm。

② 波浪(明日まで):中国・九州北部5、北海道・東北・北陸・近畿4m。

③ 高潮(明日まで):大潮の時期。全国的に注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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