短期予報解説資料を読もう!24年10月19日

おはようございます☀️

今日は暑くなるようですね。一方、明日は寒くなるようで寒暖差の激しい日々になります。

体調を崩さないように気をつけていきましょう。

それでは気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年10月19日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁

1.実況上の着目点


① 黄海の500hPa5760m付近にはトラフがあって東進。

出典:気象庁(編集あり)

衛星水蒸気画像では対応する暗域が明瞭。

出典:気象庁

対応して日本海には前線を伴った低気圧があって発達しながら東北東進。低気圧や前線に向かって下層暖湿気 (18日21時の八丈島、福岡の高層観測では 850hPaθe336K、337Kを観測)が流入して大気の状態が非常に不安定となっており、日本海や東シナ海、関東の東では海上を中心に対流雲が発達して活発に発雷。

出典:気象庁


② アムール川上流の500hPa5400m付近に-36℃以下の寒気を伴ったトラフがあって南東進。500hPa5700~5760mのリッジに対応してバイカル湖付近に高気圧があって南東に移動。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1 項①のトラフは、浅まりながら 19 日朝には日本海に進み、19 日日中、西日本~東日本を進んで不明瞭化。代わって1項②のトラフは深まりながら南下、19日朝に中国東北区に進み、その後、20日朝にかけて北日本を通過していく。1項①の低気圧は、はじめは1項①のトラフと対応が良いが、次第に1項②のトラフ前面の流れに対応して日本海を発達しながら北東進、19日朝に北海道地方に進み、19 日夜には千島近海に進んで寒冷前線が北日本~西日本を通過していく。低気圧や前線に向かって850hPaθe336K以上の下層暖湿気が流入して大気の状態が非常に不安定となるため、 北日本~西日本では19日は、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。


② 1項②のリッジは、20 日夜にかけて中国東北区~日本海に進み、対応して1項②の高気圧は19 日夜には中国東北区に移動し、 20日夜には日本海に移動。 日本付近は寒冷前線が通過する19日午後以降、一時的に西高東低の気圧配置となって全国的に気圧の傾きが大きくなる。特に対馬海峡では、高気圧の張り出しに伴って北東風が非常に強く吹き、大しけとなる所がある。また、北海道地方では下層寒気移流が強まり、19日夜~20日にかけて850hPa-6℃以下の寒気が流入、標高の高い所を中心に降雪となる所がある。20 日は、高気圧が日本海に移動して次第に本州付近を覆うため、強風や高波が収まる所もあるが、高気圧の縁にあたる東日本~西日本太平洋側、南西諸島、北日本では気圧の傾きが大き
い状態が続き、強風や高波が続く所がある。全国的に20日にかけて強風やうねりを伴った高波に注意し、九州北部地方では暴風や高波に警戒。北海道地方は、降雪や積雪による交通障害にも注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):北海道・北陸100mm。

② 波浪(明日まで):九州北部6、北海道・伊豆諸島・中国5、東北・関東・北陸・東海・近畿・四国4、九州南部・奄
美・沖縄3m。

③ 高潮(明日まで):大潮の時期。北~西日本では、注意報基準を超過する所がある。

5. 全般気象情報発表の有無

「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

700hPa 上昇流域

北日本を中心に上昇流域が日本周辺に広がっており、下層に湿った空気があったら雲ができそうですね。

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)

19日9時には330K以上の高相当温位線が北海道まで伸びていますが、時間と共に徐々に南に押しやられ、日本の上空には低い相当温位線がおりてきます。

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