おはようございます🌤️
秋っぽくなってきて気持ちがいいですね。私事ですが、今日はうちのわんこのお誕生日なんです。🥳🎂🐕一年経つのが早いなあというありきたりな感想と、元気に長生きして欲しいなという想いでいっぱいです。
さあ今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📕
短期予報解説資料 2024年10月2日03時40分発表
主要じょう乱解説図
台湾にある台風18号が、かなりゆっくりと台湾へ進行していることがわかります。台湾は長時間にわたり強い風と大雨の影響を受けそうです。
1.実況上の着目点
① 大型で猛烈な台風第18号は、南シナ海をゆっくり北進。先島諸島付近の海上では、強い風が吹いて、しけとなっている所がある。
台風18号クラトーンは南シナ海から台湾へ向けて北上しています。速度がかなり遅いため、同じ場所で長時間にわたり台風の影響を受けます。
上の天気図の観測時刻においては、台風中心の最大風速は100ktであるため、解説資料にある「猛烈な台風(105kt以上)」からは弱まっており、「非常に強い台風(85kt以上105kt未満)」にカテゴライズされます。中心気圧も昨日(915hPa)よりは上昇しており、少しずつ勢力は弱まっていると思われます。
② 台風第17号は、日本の東を北北東進。台風周辺の海上では、強い風が吹いて、うねりを伴い波が高くなっている所がある。
日本の東の台風17号(チュービー)は日本の東の海上を北へ抜けていき、太平洋側で波が高くなっています。
一方、台湾の南にある台風18号(クラトーン)は強い勢力で南シナ海に存在しています。台湾と中国本土の間の台湾海峡を通るように高い波が予想されているのがわかります。台風の反時計回りの風によって引き込まれた東シナ海の海水が、台湾海峡を通って南シナ海に流れているんでしょうね。海峡の波の動きがよくわかります。
③ 500hPa -30℃以下の寒気を伴った5400~5640mのトラフが中国東北区~渤海付近にあって、対応する前線
上の低気圧が日本海北部を北東進。前線が日本海~西日本を通って、東シナ海にのびている。前線に近い九
州の西~東シナ海上では、1時間30~70mmの雨量を解析、雷を多数検知。
500hPaのトラフと地上天気図での地上低気圧がちょうど良い距離感で対応しているように見えます。この地上低気圧は、500hPaのトラフの力を借りてこの先も発達していくでしょう。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の台風は、2日は南シナ海を北上し、3~4日は衰弱しながら台湾付近をゆっくりと北に進む。南西諸島付近では、台風周辺からの暖湿気の影響で、引き続き大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。また、強い風が吹いて、うねりを伴い大しけとなる所がある。沖縄地方では、3日は高波に警戒し、4日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、強風、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。
② 1項②の台風は、日本の東を北東進し、2日夜までには千島の東で温帯低気圧に変わる見込み。北日本太平洋側の海上では、台風からのうねりを伴って波が高い所がある。北日本太平洋側では2日は、うねりを伴った高波に注意。
③ 1項③のトラフは2日夜にはサハリン付近へ進み、対応する1項③の前線上の低気圧は、2日夜にはオホーツク海に進み閉塞する。低気圧の北東進に伴って2日朝~夜にかけて東~北日本を前線が通過し、西日本~東シナ海に前線が停滞する。その後、3~4日に前線が再び西日本~北日本へのび出し、3日朝には前線上の西日本付近で新たな低気圧が発生。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る所がある。また、低気圧や前線近傍では、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。南西諸島、西~北日本では、4日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、強風や高波、落雷や竜巻などの激し
い突風に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項[量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):九州南部150、九州北部120、四国・奄美・沖縄100mm。
② 波浪(明日まで):沖縄6、北海道・東北・関東・近畿・中国・九州北部・九州南部・奄美3m。
③高潮(明日まで):大潮の時期。西~東日本では注意報基準に近づく所がある。
5.全般気象情報発表の有無
「台風第18号に関する情報(総合情報)」を5時頃に発表予定。
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