短期予報解説資料を読もう!24年10月21日

おはようございます☀️

秋っぽいようなちょっと寒いようなそんな日々になってきました。

さて今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月21日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(編集あり)

1.実況上の着目点


① 日本海に高気圧があって、西~北日本を覆っている。 本州から北日本にかけては、 高気圧に覆われて広く晴れている。一方、 高気圧の縁辺の下層暖湿気が流入している四国の南や南西諸島では、雷を検知し、1時間に30mmの激しい雨を解析。

出典:気象庁(編集あり)


② ①の高気圧の縁では気圧の傾きが大きくなっており、 全国的にやや強い風や強い風が吹き、 波が高くしけとなっている所がある。


③ 発達する熱帯低気圧がフィリピンの東にあって、西進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は、21日は日本の東に、22日はアリューシャンの南に移動する。本州から北海道にかけては21日は、引き続き高気圧に覆われ広く晴れる。一方、南西諸島と西日本太平洋側には、高気圧の縁辺を回り下層暖湿気が流入し、 大気の状態が非常に不安定となり、 雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある。九州南部では22日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒。南西諸島と西日本太平洋側では22日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

② 2 項①の高気圧の縁では気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある所がある。全国的に22日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁


③ 23日は、低気圧が前線を伴って発達しながら沿海州付近を北東進。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある。また、前線や低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、 風が強く吹き、 波が高くなりしけとなる所がある。西~北日本では23日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波、落雷や突風に注意。


④ 1項③の熱帯低気圧は、21日夜までに台風に発達し、23日にかけてさらに発達しながらフィリピンの東を西~北西進。 南西諸島では台風周辺の下層暖湿気が次第に流入し、 大気の状態が不安定となる。また、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。南西諸島では 23日は、強風やうねりを伴った高波、落雷や突風、急な強い雨に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):九州南部150、九州北部100mm。

② 波浪(明日まで):伊豆諸島・四国・九州南部5、関東・東海・近畿・九州北部・奄美・沖縄4、北海道3m。

③ 高潮(明日まで) :大潮の時期。西日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

水蒸気画像

水蒸気画像(10月20日21時) 出典:気象庁

300hPa ジェット気流

出典:気象庁

今回の300hPa天気図には160kt以上の強風が吹いている場所もありますね。

700hPa上昇流域と850hPa気温

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)
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