短期予報解説資料を読もう!24年10月24日

おはようございます☁️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📙

短期予報解説資料 2024年10月24日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① 日本海北部に低気圧があって北東進。 寒冷前線がオホーツク海から関東付近を通って紀伊半島沖にのびている。 低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入して、大気の状態が不安定となっており、 日本の東の海上で雷を伴って激しい雨を解析している。また、低気圧や前線の近傍では、 気圧の傾きが大きくなっており、 北日本を中心に風が強く吹いて波が高く、しけとなっている所がある。

出典:気象庁
出典:気象庁


② 大型の台風第 20 号がフィリピンの東にあって北西進。 南西諸島では、 台風周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、沖縄本島地方を中心に活発な雷を伴って非常に激しい雨を解析。竜巻注意情報を発表。また、台風と華中の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、強い風が吹いて波が高く、しけとなっている所がある。
華中の高気圧1022hPaと台風の中心気圧985hPaでおよそ2000kmの距離で37hPa差があるようですね。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の低気圧は、24日はオホーツク海に進む。低気圧からのびる前線は、24日は伊豆諸島を通って九州南部に達し、その後やや北上し26日にかけて四国の南~東海道沖に停滞する見込み。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入するため、大気の状態が非常に不安定となり雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西~東日本では26日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁
出典:気象庁


② 2 項①の低気圧や前線の近傍では気圧の傾きが大きく、強い風や局地的には非常に強い風が吹いて波が高くなり、しけとなる所がある。北海道地方では 24 日朝まで暴風に警戒。北~西日本では25 日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。

③ 1項②の台風第20号は、24日は南シナ海に進むが、南西諸島では26日まで台風周辺の下層暖湿気の影響を受けるため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島では26日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。 また、 1項②の高気圧との間で、 気圧の傾きが大きい状態が続くため、強い風が吹きうねりを伴ってしける見込み。南西諸島では25日にかけて、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):沖縄200、九州南部・奄美150mm。

② 波浪(明日まで):沖縄5、北海道・東北4、伊豆諸島・北陸・東海・近畿・九州南部・奄美3m。

③ 高潮(明日まで):西~東日本で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

目次

水蒸気画像

10月23日21時 水蒸気画像

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

700hPa 上昇流域

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)
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