おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📙
短期予報解説資料 2024年10月31日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 非常に強い台風第21号が、沖縄の南を北西進。 台風周辺の下層暖湿気の影響で、 沖縄の南では雷を検知し、 海上では1時間におよそ30mmの激しい雨を解析。また、強い風が吹き、台風からのうねりも加わって波が高くなり、 大しけとなっている所がある。
② 前線が東シナ海~日本の南にのびる。 前線に向かい台風周辺の下層暖湿気が流入し、 奄美地方周辺では雷を検知し、 激しい雨を解析。 また、 西~東日本の太平洋側では気圧の傾きが大きくなっており、やや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 台風第21号は、 沖縄の南を北西進、 台湾の地形の影響を受け衰弱し、 31日夜には台湾海峡に進む。11月 1日は台湾海峡~東シナ海を北~北東進、2 日に東シナ海で温帯低気圧化する。南西諸島では、台風周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。また、強い風や非常に強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなり、先島諸島では猛烈なしけとなる所がある。先島諸島では31日は暴風に警戒し、1日にかけて高波に厳重に警戒。南西諸島では 2 日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風やうねりを伴った高波、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。
② 1項②の前線は11月2日にかけて、 東シナ海~日本の南をゆっくり北上する。 また、 台風から変わった温帯低気圧は、前線と一体化し 2日夜には西日本に進み、前線が東日本にのびる。前線や低気圧に向かって、850hPaθe 345K以上の下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。 九州北部地方では1~2日は、 土砂災害、 低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒。西日本では 2 日にかけて、東日本と東北地方では 2 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。また、前線や低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き、波が高くなりしけとなる所がある。西~東日本と東北地方では2日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
①雨量(06時からの24時間):沖縄120㎜。
②波浪(明日まで):沖縄10、奄美4、関東・伊豆諸島・東海・近畿・四国・九州北部・九州南部3m。
③高潮(明日まで):大潮の時期。南西諸島と西日本では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
「台風第21号に関する情報(総合情報) 」を5時頃に発表予定。
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