短期予報解説資料を読もう!24年10月5日

おはようございます☁️

昨日は久しぶりに暑かったですね。今年最後の真夏日かもしれません。

暑さが過ぎ去っていくのは少し寂しいですが、これから秋を満喫していきましょう。

それでは今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう。

目次

短期予報解説資料 2024年10月5日03時40分発表

主要じょう乱解説図(抜粋・拡大)

1.実況上の着目点


① 500hPa 5700m 付近で-15℃以下の寒気を伴うトラフに対応して、 北海道付近と千島近海を東北東進する低気圧から、 前線が北~東日本太平洋側~日本の南を通り、東シナ海にのびている。

出典:気象庁(編集あり)

500hPaのトラフが地上低気圧の西側にいて、地上低気圧を発達させるポジションをとっています。

出典:気象庁

日本列島に沿うように前線が伸びています。

24年10月4日21時 赤外画像


② 500hPa 5880m付近で-9℃以下の寒気を伴うトラフが西日本を東進。 上空寒気と①の前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、海上では雷を検知し、 非常に激しい雨や猛烈な雨を解析している所がある。

出典:気象庁(編集あり)


③ ①の低気圧や前線と、朝鮮半島付近を東北東へ移動する高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 5日は、1項①のトラフと北日本の低気圧が千島の東へ進み、 前線は伊豆諸島~南西諸島にのびる。1項②のトラフが西~東日本を東進。 前線近傍では上空寒気と下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となる。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁

西~東日本は日本海に中心を持つ高気圧に緩やかに覆われるが、西~東日本の太平洋側には気圧の谷が顕在化。日中の昇温や滞留する下層暖湿気、上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。落雷、突風、降ひょうに注意し、南西諸島や西~東日本の太平洋側では局地的に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風にも注意。また、低気圧や前線周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風の吹く所がある。北・西日本では強風に注意。


② 6日は、日本海と千島近海の高気圧が東に移動し、2項①の前線は、華中~西日本にのびる。また、500hPa 5700~5820m付近で-9℃以下の寒気を伴うトラフが、 華北から日本海に進む。 この上空寒気と、西日本では前線に向かう下層暖湿気の影響で、東日本では日中の昇温や滞留する下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、短時間強雨に注意。

出典:気象庁

北日本と日本海には高気圧が一つずつあります。関東の南の海上から九州にかけては停滞前線があり、太平洋側はあまり天気が良くなさそうですね。

出典:気象庁(編集あり)

③ 7 日は、2 項②のトラフが北日本を通過して千島近海へ進み、前線は西~北日本にのびて、前線上の三陸沖に発生する低気圧が千島近海へ進む。上空寒気と前線に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となり、雷を伴い激しい雨が降り、大雨となる所がある。西~北日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、降ひょうに注意。また、前線や低気圧近傍では気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹く所がある。西~北日本では強風に注意。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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