短期予報解説資料を読もう!24年10月6日

おはようございます☁️

今日も気象庁発表の短期解説資料を読んでいきましょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月6日03時40分発表

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点

① 前線が東シナ海から日本の南、 伊豆諸島付近を通り、 日本のはるか東にのびている。 前線に向かって下層暖湿気が流入し、 大気の状態が不安定となっており、 西~東日本の太平洋側の海上では雷を検知し非常に激しい雨を解析。 南西諸島では、強い雨を解析。

出典:気象庁(編集あり)

強い雨・・・1時間雨量が20mm以上30mm未満
非常に激しい雨・・・1時間雨量が50mm以上80mm未満

② 日本海と千島近海に中心を持つ高気圧があって、 東に移動。西~北日本では晴れている所が多い。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 6日は、1項①の前線は東シナ海~西日本~東日本の南岸~日本の東にのびる。 南西諸島や西日本、東日本の太平洋側では、前線に向かい流入する下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西日本と東日本の太平洋側では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。南西諸島は、落雷や突風、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。東日本の内陸では、1項②の高気圧に緩やかに覆われるが、日射による昇温の影響で大気の状態が不安定となる。落雷や突風、急な強い雨に注意。

出典:気象庁


② 7日は、2項①の前線は本州を北上、前線上に低気圧が発生し、7日夜には日本の東へ進む。また、500hPa5580~5640mのトラフに対応した低気圧が発生し、7日夜にサハリン付近に進む。前線や低気圧に向かい流入する下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西~北日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁

③ 8日は、2項②の前線は本州を南下し、8日夜には南西諸島付近~日本の南~日本の東にのびる。前線や低気圧に向かって、下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西~北日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。局地的には竜巻などの激しい突風にも注意。南西諸島では、落雷や突風、急な強い雨に注意。また、前線の北側では、大陸の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き、波が高くなる所がある。南西諸島と東日本では、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

300hPa天気図でジェット気流の位置を見る

出典:気象庁(編集あり)

10月5日21時の300hPa天気図です。点線は風速(kt)を表し、60kt以上のエリアを黄色、80kt以上をオレンジ色、100kt以上を赤色、120kt以上を紫色で塗っています。概ね風速60kt以上のエリアを辿ったところにジェット気流が存在します。

500hPa天気図を見る

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)

700hPa天気図で上昇流域を見る

出典:気象庁(編集あり)

上の天気図の縦線のエリアは700hPaでの上昇流域を示しており、特に日本周辺の上昇流域をオレンジ色で着色しています。白色の部分は下降流域で雲ができにくいです。上昇流域では湿った空気があると雲ができて天気が悪くなりやすいです。

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