おはようございます🌧️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年11月11日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 500hPa 5760~5820m のトラフに対応した低気圧が東シナ海にあって、東進。また、関東の南海上は、地上の気圧の谷となっている。低気圧や地上の気圧の谷に向かって、日本の東の高気圧の縁辺から下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっている。種子島・屋久島地方周辺では、1 時間80mm 以上、伊豆諸島周辺では 1 時間30mm以上の雨量を解析、 雷を多数検知。
② 500hPa 5280~5460m のトラフに対応する低気圧がアムール川下流付近にあって、前線を伴い発達しながら東北東進。低気圧と①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、北日本では強い風が吹いて、波が高い所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、11日朝にかけて四国の南に進み、次第に不明瞭となる。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、 大気の状態が非常に不安定となるため、 雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある。また、中国東北区にある高気圧が12日は日本海中部へ、13日は日本の東へ南東進する。南西諸島付近は 12 日~13 日は、地上の気圧の谷となり、大気の状態が非常に不安定となる見込み。九州南部では11日は、南西諸島では13日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
② 1 項①のトラフの東進に伴って、1 項①の地上の気圧の谷は 11日朝までに関東沖で低気圧となり、急速に発達しながら東北東進。地上の気圧の谷や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。東日本太平洋側では 11日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 1項②の低気圧は、11日は発達しながらサハリンからオホーツク海に進み、前線が北日本を通過する。 その後、 12日~13日は大陸の高気圧が沿海州付近へ進み、 東日本~北日本を気圧の谷が通過する。低気圧や気圧の谷に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。北日本では11日と13日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
④ 2項①~③の低気圧や前線、気圧の谷の近傍では、気圧の傾きが大きくなる。西日本と北日本は11日と13日は、東日本では13日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4. 防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):北海道・関東・伊豆諸島・九州南部3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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