おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年11月13日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 500hPa 5280~5400m のトラフに対応する低気圧がオホーツク海にあって、東進。シアーラインが北~東日本にのびる。シアーライン周辺では 1 時間に10mm前後の降水を解析。シアーラインが通過した北海道地方には、 850hPa -6℃以下の下層寒気が流入し、 降雪となっている所がある。 また、 中国東北区の高気圧とシアーラインや低気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、 北日本では風が強く吹き、 波が高くなっている所がある。
850hPaでの-6℃以下のエリアは降雪が降る可能性があります。
② シアーラインが日本の東から伊豆諸島付近にのびている。日本の東では雷を検知し強い雨を解析。
③ 南西諸島では、高気圧縁辺の下層暖湿気が流入し、海上では局地的に激しい雨を解析。
④ 台風第25号がフィリピンの東を西北西進。
3. 主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、発達しながら13日夜には千島の東へ進む。低気圧と1項①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き波が高くしけとなる所がある。北日本では13日は、強風や高波に注意。
② 1項②のシアーラインは、 1項①の高気圧の日本海への移動とともに、 日本の東を東進する。 シアーラインと 1 項①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き波が高くなる所がある。東日本太平洋側では13日は、強風や高波に注意。
③ 1項③の南西諸島への下層暖湿気の流入は13日夜まで続き、大気の状態が不安定となる。南西諸島では13日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。
④ 1項④の台風はフィリピンの東を北西進し、15日にはバシー海峡へ進む。南西諸島には、台風周辺の下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。また、台風を波源とするうねりが到達し、波が高くなる所がある。 南西諸島では14~15日は、 うねりを伴った高波、 落雷や突風、 急な強い雨に注意。
⑤ 1項①の高気圧は、14日は日本の東、15日は日本のはるか東に移動。東日本太平洋側では高気圧の縁辺を回る吹送距離・吹続時間の長い東よりの風の影響で、波が高くなる所がある。東日本太平洋側では14~15日は、うねりを伴った高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):北海道4、伊豆諸島3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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