短期予報解説資料を読もう!24年11月14日

おはようございます☀️

過ごしやすい秋の日々に今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📚

目次

短期予報解説資料 2024年11月14日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 高気圧が日本海にあって、日本付近を広く覆っている。北日本~西日本は晴れている所が多いが、南西諸島では高気圧南縁の東よりの風によって下層暖湿気が流入しており、 13日21時の石垣島の高層観測では 850hPaθe 343K を観測。大気の状態が不安定となっており、周辺の海上では10~20mm/hの雨を解析している。また、東日本の太平洋側では吹走距離の長い東よりの風の影響で、うねりを伴った波が高い所がある。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

②華北には500hPa 5700~5760mのトラフがあって東進している。

③ 非常に強い台風第25号がフィリピンの東を発達しながら西北西進している。

出典:

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は、14日は日本の東に、15日は日本のはるか東に移動。東日本太平洋側では高気圧縁辺の吹送距離・吹続時間の長い東よりのやや強い風の影響で、うねりを伴い波の高い所がある。東日本太平洋側では14日はうねりを伴った高波に注意。


② 1項②のトラフは、 14日夜に朝鮮半島付近に進み、 15日に西~東日本を通過する。

出典:気象庁(編集あり)

西~東日本では、トラフと 2 項①の高気圧後面の下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴い、強い雨や局地的には激しい雨の降る所がある。 西~東日本では15日にかけて、 落雷や突風、 急な強い雨に注意。また、15日朝に沿海州~朝鮮半島付近に進む 500hPa 5580~5700mのトラフが16日はじめにかけて北日本を通過。トラフに対応する低気圧が15日朝にかけて日本海を東北東へ進み、次第に不明瞭となるが、別の低気圧が15日夜までに日本の東で発生し、東北東へ進む。トラフの通過に伴って、北日本では局地的にやや強い雨の降る所がある。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁

③ 台風第25号は、14日はフィリピンの東を北西進し、15日はバシー海峡付近を北上する。南西諸島では台風を波源とするうねりが到達し、波が高くなる所がある。また、台風周辺及び日本の南に張り出す高気圧縁辺の下層暖湿気が流れ込むため、大気の状態が不安定となり、雷を伴い激しい雨の降る所がある。南西諸島では 15 日にかけて、うねりを伴った高波、落雷や突風に注意。その後、台風は、先島諸島に接近するおそれがあり、16日はしけとなり、強い風が吹く所がある。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 波浪(明日まで):沖縄・伊豆諸島3m。

③高潮(明日まで):大潮の時期。西日本で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表予定はない。

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