短期予報解説資料を読もう!24年11月15日

おはようございます🌧️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📚

目次

短期予報解説資料 2024年11月15日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 高気圧が日本の東にあって、東南東に移動。 全国的に高気圧縁辺からの下層暖湿気が流入し、 局地的に非常に激しい雨や激しい雨を解析。 西日本では雷を多数検知。 また、 高気圧の縁辺の東よりの風により、 伊豆諸島ではうねりを伴って波が高くなっている所がある。

出典:気象庁

「高気圧は天気を良くするもの」という印象がありますが、高気圧が東の方へ抜けていく時に、高気圧の時計回りの回転の左半分が南の海上からの暖湿気を日本にもたらして天気を悪化させることはよくあります。高気圧は、去り際に天気を悪化させることを覚えておきましょう。


② 台風第 25 号がバシー海峡にあって、 北西進。 先島諸島では、 台風からのうねりで波が高くなっている所がある。また、海上では激しい雨を解析。

出典:気象庁

③ 台風第 24 号がフィリピンの東にあって、西進。

出典:気象庁

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項①の下層暖湿気の流入は 15 日も続く。また、16 日朝までに九州南部付近に低気圧が発生、17日にかけて本州の南を東進。下層暖湿気や低気圧の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島と西~東日本では16日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁


② 1項②の台風は16日にかけて、バシー海峡を北上する。また、1項③の台風は17日にかけて、発達しながらフィリピンの東を北西進。先島諸島では、これらの台風からのうねりで波が高くなる所がある。また、台風周辺の下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴って強い雨の降る所がある。先島諸島では17日にかけて、うねりを伴った高波、落雷や突風、急な強い雨に注意。

出典:気象庁

③ 1項①の高気圧及び15日夜に沿海州付近に移動する高気圧縁辺の東よりの風の影響で、 うねりを伴い波が高くなる所がある。東日本太平洋側では16日にかけて、うねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁

④ 500hPaトラフに対応して、低気圧が16日夜までに沿海州付近で発生し、前線を伴って発達しながら17日にはオホーツク海へ進む。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がある。 、また、前線や低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き、波が高くなりしけとなる所がある。西~北日本では17日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):九州南部・奄美120mm。

② 波浪(明日まで):沖縄3m。

③ 高潮(明日まで):大潮の時期。南西諸島と西~東日本では、注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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