短期予報解説資料を読もう!24年11月21日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年11月21日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 日本の南の低気圧は発達しながら東北東進。 また、 低気圧周辺には日本の東にある高気圧縁辺を回る下層暖湿気が流れ込み、1時間10~30mmの雨量を観測。

出典:気象庁


② 日本海中部から北日本にかけてシアーラインがのびており、 日本海~北日本では 1 時間およそ20mmの雨量を解析。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項①の低気圧は、発達しながら日本の南を北東進し、22 日には日本のはるか東へ進む。 低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷雨となる所がある。東日本太平洋側では、21 日は落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。


② 1項②のシアーラインは、21日朝にかけて東~北日本を通過する。また、500hPa 5340~5460mのトラフに対応して、21日夜に日本海中部で低気圧が発生。低気圧は発達しながら東北東進し、22日は北日本を通過する。低気圧からのびるシアーラインが22日に東~北日本を通過する。シアーライン周辺では大気の状態が不安定となり、雷を伴った強い雨の降る所がある。東日本日本海側では22日にかけて、北日本日本海側では22日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意。また、西日本日本海側では 21 日は、東~北日本日本海側では 22 日にかけて、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

③ 南西諸島周辺では、1 項①の高気圧縁辺を回る暖湿流と、寒気を伴った北東風の影響により、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある。22 日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意。

予想天気図降水量 3時間, 2024/11/21 21:00 (UTC+09:00), © Ventusky.com

④ 22日夜~23日は500hPa -30℃以下の寒気が北日本に流入し、西高東低の気圧配置となる。北日本では23日は、風雪による視程障害や着雪に注意。

出典:気象庁(編集あり)

⑤ 2 項①~②の低気圧やシアーラインの周辺では、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、うねりを伴い、 波が高くしけとなる所がある。 全国的に23日にかけて、 強風やうねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

②降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。

③ 波浪(明日まで):東北地方・伊豆諸島・沖縄4、北海道・関東・北陸・近畿・中国3m。

④ 高潮(明日まで):東日本では、注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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