短期予報解説資料を読もう!24年11月23日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年11月23日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 千島近海の500hPa 5340m付近にトラフがあって、 対応する低気圧が千島近海にあって北東進。 低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、 日本の東の海上では大気の状態が不安定となって活発に発雷。 またこの低気圧からシアーラインが東北地方を通り北陸地方にのびており、 シアーライン近傍ではやや強い雨を解析。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)


② 北海道付近の 500hPa 5340m付近に-33℃以下の寒気を伴ったトラフがあって、 対応する低気圧が日本海北部にあって南東進。 低気圧近傍では上空寒気の影響もあって雷を伴ってやや強い雨を解析。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)

③ 中国東北区には 500hPa のリッジがあり、対応して中国東北区に中心を持つ高気圧があって南東に移動。この高気圧と①や②の低気圧との間で気圧の傾きが大きく、全国的に強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の500hPaのトラフは寒冷渦となって24日にかけて千島の東へ進む。対応する低気圧は発達しながら千島の東へ進む。1項①のシアーラインは、23日朝までに不明瞭となる見込み。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)

② 1項②の低気圧は、23日はじめにかけて東北地方を南下する見込み。低気圧近傍では上空の寒気の影響も加わって、大気の状態が非常に不安定となる所がある。北日本では、23 日は落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意。低気圧はその後次第に不明瞭になる見込み。

出典:気象庁

③ 日本付近は 24 日にかけて西高東低の冬型の気圧配置となる見込み。全国的に気圧の傾きが大きくなって強い風が吹き、東日本では非常に強い風の吹く所がある。またうねりを伴い波が高くなり、しける所がある。23日は北陸地方ではうねりを伴った高波に警戒、24日にかけて、全国的に強風やうねりを伴った高波に注意し、北日本では強風や風雪、うねりを伴った高波に注意・警戒。25 日には大陸の高気圧が日本海に移動し気圧の傾きが次第に小さくなるため、西~東日本の風は弱まる見込み。

出典:気象庁

高気圧が移動することで日本を中心とした西高東低の気圧配置が崩れれば、北からの強風は和らいでいきます。

出典:気象庁

④ 北~東日本の日本海側では、24日にかけて下層寒気移流によって対流雲が発達し降水が続く。北日本を中心に850hPaで-6℃以下の寒気が入るため、東日本日本海側では山地を中心に、北日本では平地でも雪となって積雪となる所がある。路面の凍結による交通障害や着雪に注意。北陸地方では雨となり、22日の雨で地盤の緩んでいる所があるため、23日は土砂災害に注意・警戒。

出典:気象庁(編集あり)

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 波浪(明日まで):北陸6、北海道・東北5、近畿・中国4、関東・伊豆諸島・九州北部・沖縄3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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