短期予報解説資料を読もう！24年11月24日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

短期予報解説資料　2024年11月24日03時40分発表

主要じょう乱解説図

１．実況上の着目点

① 千島近海を東北東進する低気圧と、 ウラジオストク付近を南東に移動する高気圧との間で、 日本付近は西高東低の気圧配置となり、 全国的にやや強い風が吹いて波が高くなり、 北日本では、 強い風が吹いて、 しけている所がある。

② 下層寒気移流に伴い北～西日本の日本海側では、1時間に5mm前後の降水を解析。北陸地方ではこれまでの雨の影響で地盤の緩んでいる所がある。 また、850hPa で-6℃の寒気が東北北部に南下、 北日本の山地では3時間で3cm程度の降雪を観測している所がある。

③ 東海道沖は気圧の谷となり、500hPa 5640m付近のトラフの影響で、近傍ではやや強い雨を解析。

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 25日にかけて、1項①の低気圧は千島近海を東北東進、大陸の高気圧は北日本に移動。西高東低の気圧配置は西から次第に緩んで、日本海側の下層寒気移流に伴う降水も次第に弱まる。24 日は、北日本では、風雪、積雪や路面の凍結による交通障害、着雪に注意し、北陸地方では、土砂災害に警戒。

② 西高東低の気圧配置の影響で、全国的に 24 日は、やや強い風が吹いて波が高くなり、千島近海の低気圧の影響で、 北日本では25日にかけて、 非常に強い風や強い風が吹いて、 しける所がある。 また、東～西日本の太平洋側と南西諸島では25日は、2項①の高気圧縁辺を回る吹送・吹続の長いやや強い北～東寄りの風によるうねりの影響で、波が高くなる所がある。強風やうねりを伴う高波に注意。

③ 伊豆諸島では 25 日にかけて、気圧の谷と上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

④ 25日は、 500hPa 5580m付近のトラフに対応して、 朝までにボッ海付近に低気圧が発生。 500hPa 5700m付近の正渦度極大域に対応して、夜までに前線が華中から東シナ海にのびる。26 日は、低気圧が沿海州付近に進み、前線が西～東日本を東進。低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、西～東日本の太平洋側を中心に大気の状態が不安定となり、激しい雨が降り大雨となる所がある。また、全国的に気圧の傾きが大きくなる。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、強風、高波に注意。

３．数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

４．防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間)：多い所(100mm 以上)はない。

② 波浪(明日まで)：北海道5、東北4、関東・伊豆諸島・北陸・近畿・中国・九州北部・沖縄3m。

５．全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。