短期予報解説資料を読もう!24年11月25日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年11月25日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 500hPa5160m 以下の寒冷渦直下の千島近海に発達した低気圧があって、 北東進。 低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなっており、 東日本太平洋側~北日本ではやや強い風が吹き、 波が高くしけとなっている所がある。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

② 500hPaのリッジに対応して、高気圧が沿海州付近にあって、南東に移動。

③ モンゴル付近の 500hPa 5520m 付近には-36℃以下の寒気を伴ったトラフがあって南東進。

出典:気象庁(編集あり)


2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は26日にかけて、 千島の東をゆっくり東進。 低気圧の周辺では気圧の傾きが大きく、強い風が吹き、 波が高くしけとなる所がある。 北日本では25日は、 強風やうねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁
11月25日21時500hPa予想図 出典:気象庁(編集あり)


② 1項②の高気圧は、25日夜には北日本、26日には日本の東に中心を移す。高気圧の縁辺では気圧の傾きが大きくなり、東よりの風による風浪とうねりおよび 2 項①の低気圧からのうねりにより、波が高くなる所がある。南西諸島と東日本太平洋側では25日は、うねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

③ 1項③のトラフは深まりながら、26日朝には黄海に進む。

トラフに対応し、25日朝までに華中で低気圧が発生、前線(850hPa+6℃付近)を伴って発達しながら、26日には日本海、27日にはアムール川下流付近へ進み、前線が26~27日に西~北日本を通過する。

出典:気象庁(編集あり)

また、500hPa5760m付近の正渦度移流に伴って25日夜までに華南~東シナ海に前線(850hPa+12℃付近)が発生、26日には前線上の東シナ海に低気圧が発生する。この低気圧は、27 日には西~東日本の南岸を通り日本の東へ進む。これらの前線や低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、26~27 日は全国的に強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁

また、前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある。九州北部地方では 26 日は、暴風に警戒。西日本太平洋側では 26 日は、東~北日本太平洋側では 26~27 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意。全国的に 26~27 日は強風や高波、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 波浪(明日まで) :北海道・伊豆諸島・九州北部4、その他3m。

③ 高潮(明日まで) :西~東日本では、注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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