短期予報解説資料を読もう!24年11月27日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年11月27日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 中国東北区には 500hPa -42℃以下の寒気を伴った寒冷渦があって、そこからのびる5220~5400mのトラフが日本海中部を北北東進。 対応する低気圧が沿海州にあって北東進。 低気圧から前線が西日本付近にのびている。 前線の影響で北日本や北陸地方では 1 時間 10~15mm程度の雨量を解析。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

② 西日本付近には 500hPa 5700m付近のトラフがあって北東進。 対応する前線を伴った低気圧が東日本太平洋側を東北東進。低気圧や前線の影響で1時間50mm以上の非常に激しい雨を解析し雷を多数検知。西~東日本太平洋側では竜巻注意情報を発表。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は27日は沿海州を北東に進み、低気圧からのびる前線が東~北日本を通過する。また、1項②の前線を伴った低気圧は27日は東日本太平洋側を東北東進し日本の東に進む。これらの低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となる所がある。東~北日本では27日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁


② 寒冷渦からのびる1項①のトラフとは別の5220~5400mのトラフが、 27~28日にかけて中国東北区~華北付近をゆっくり東進。対応する低気圧がシアーラインを伴って、27 日は朝鮮半島付近から日本海に進み、28日は北日本付近まで進む。その後、29日にかけて500hPa -30℃以下の強い寒気が北日本を中心に流れ込む見込み。低気圧周辺やシアーライン近傍では、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる。西~北日本では 29 日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。北日本と東日本日本海側では28~29日は、風雪や大雪に注意。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)

③ 2項①や②の低気圧や前線及びシアーラインの周辺では、気圧の傾きが大きくなり、29日にかけて非常に強い風や強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。北海道地方と九州北部地方では27日は、暴風に警戒。全国的に29日にかけて、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸5、関東・伊豆諸島・近畿・中国・九州北部・九州南部4、その他広い範囲で3m。

③ 高潮(明日まで):西~東日本では注意報基準を超過する所がある。

5. 全般気象情報発表の有無

「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。

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