おはようございます☀️
短期予報解説資料を読んでいきましょう📕
短期予報解説資料 2024年11月3日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 関東の東に低気圧があって、寒冷前線が伊豆諸島付近を通って、 日本の南にのびている。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入しているため、 大気の状態が不安定となっており、 伊豆諸島では雷を伴って強い雨を解析している所がある。
② ①の低気圧や前線と大陸の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、 北~西日本では強い風が吹いて、 うねりを伴って波が高くなっている所がある。
③ ①の低気圧後面の下層寒気移流の影響により、北~西日本の日本海側を中心に弱い雨の降っている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、3日朝までに前線上で不明瞭となり、代わって前線上の日本のはるか東に別の低気圧が発生する見込み。また、1項②の大陸の高気圧は、3日は日本海に、4日は日本の東に移動する。前線と高気圧との間で、引き続き気圧の傾きが大きくなるため、3日は全国的にやや強い風が吹いて、 波が高くしける所がある。 また4日は高気圧の周辺をまわる吹送距離の長い東よりの風の影響で、南西諸島や西~東日本の太平洋側ではうねりを伴い波が高くなる所がある。 3日は全国的に強風に注意。4日にかけて、南西諸島や西~東日本の太平洋側でうねりを伴う高波に注意。
② 4日にかけて、500hPa 5520m付近の正渦度域が中国東北区から北日本付近に進む。対応する低気圧が前線を伴って沿海州から北海道付近を通って千島近海に達する。低気圧や前線に向かって850hPaでθe306K以上の下層暖湿気が流入するため、大気の状態が非常に不安定となる見込み。また、低気圧や前線近傍では気圧の傾きが大きくなるため、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。北日本では 4日は、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨、強風、高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):関東・伊豆諸島・四国4、北海道・東北・東海・近畿・中国・九州北部・九州南部・奄美3m。
③ 高潮(明日まで):大潮の時期。西~東日本で注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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