短期予報解説資料を読もう！24年12月10日

2024年12月10日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2024年12月10日03時40分発表

https:www.data.jma.go.jp:fcd:yoho:data:jishin:kaisetsu_tanki_latest ダウンロード

主要じょう乱解説図

１．実況上の着目点

① 日本付近は西高東低の気圧配置となっている。北日本の山沿いを中心に 3 時間に 3～5cmの降雪を観測。本州日本海側では1時間に5mm前後の降水を解析。また、北日本を中心に強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。

おおむね日本海側に雪や雨などの降水現象があるようですね。日本海の海沿いのエリアは雨でまだ寒さが足りないようですね。一方、脊梁山脈では雪が降っていることがわかります。

② 日本海西部に地上のシアーラインがのびている。周辺では1時間に5mm前後の降水を解析。

③ 伊豆諸島付近は地上の気圧の谷となっている。周辺では雷を検知し、1 時間に 20mm の強い雨を解析。

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 10日は大陸の高気圧が東シナ海～西日本に張り出し、西高東低の気圧配置は緩み、山沿いを中心とした降雪は弱まる。一方、本州日本海側の平地では、11 日にかけて雨となる。これまでの雨により地盤の緩んでいる所があるため、北陸地方の平地では11日にかけて、土砂災害に警戒。

昨日よりも日本にかかる等圧線の数が少なくなり、等圧線同士の間隔も開いています。これが「西高東低の気圧配置が緩んだ状態」です。

昨日より、雪が降っているエリアは少なくなりました。

② 500hPa 5160m 付近のトラフに対応した低気圧が、11 日に千島近海を東北東進。日本付近は 11～12日は、冬型の気圧配置が強まる。850hPaで、北日本には-15℃以下、西日本には-6℃以下の寒気が流入し、東～北日本の日本海側の山沿いでは、大雪となる所がある。東～北日本の山沿いでは11～12日は、大雪による交通障害や着雪、なだれに注意。また、西日本日本海側の平地でも降雪となり積雪となる所がある。西日本日本海側の平地では11～12日は、積雪や路面凍結による交通障害や着雪に注意。

③ 1項②の地上のシアーラインは、10日は日本海を北上し北陸付近にのびる。その後、2項②のトラフ通過の影響で、11～12 日は日本海を南下し、西日本の日本海側にのびる。シアーライン周辺では上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定となる。また、引き続き伊豆諸島付近は12日にかけて、地上の気圧の谷となり大気の状態が不安定となる。西～東日本日本海側と伊豆諸島では12日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

④ 2項②の冬型の気圧配置により、全国的に気圧の傾きが大きくなり、強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなる所がある。また、北日本では10日は、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。北日本では 12 日にかけて、西～東日本では 11～12 日は、南西諸島では12日は、強風や高波に注意。東～北日本では風雪に注意。