短期予報解説資料を読もう!24年12月12日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月12日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 500hPa -42℃以下の寒気を伴うトラフに対応する低気圧が千島近海にあって、東北東進。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

🐱:前日の500hPaでの -30℃線は東北地方の北緯40度線に沿っていましたが、今回は北緯39度あたりまで南下してきています。前日より寒気に包まれるエリアが増えていることがわかります🥶


② 日本付近は冬型の気圧配置で、北日本には下層寒気が流入している。 北~東日本日本海側では、 5cm/3h程度の降雪を観測。また、北陸地方の平地では雨となっており、3~5mm/1h程度の雨量を解析。これまでの雨で地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高くなっている所がある。

出典:気象庁

③ 日本海西部~山陰地方は、地上のシアーラインの影響で大気の状態が不安定となっている。西日本日本海側では10mm/1h程度の雨量を解析。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 12日は、 1項①の低気圧が発達しながら千島の東を東進。 冬型の気圧配置が続き寒気移流が強まる。

850hPa -6℃以下の寒気が東日本まで南下し、北日本と東日本日本海側の山沿いでは大雪となる所がある。 北日本と東日本日本海側の山沿いでは12日は、 大雪による交通障害、 風雪、 着雪、 なだれに注意。また、大気の状態が非常に不安定となるため、北日本と東日本日本海側、伊豆諸島では12日は、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。北陸地方の平地では12日は、土砂災害に警戒。

出典:気象庁(編集あり)


② 12日は、 1項③の地上のシアーラインの影響が残る。 13日は、 低気圧が日本海と日本の南に発生し、13 日夜には日本海の低気圧は東日本日本海側に進み、日本の南の低気圧は前線を伴って伊豆諸島付近に進む。

その後、14 日にかけて低気圧はそれぞれ日本の東に進む。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入するため大気の状態が非常に不安定となる。 西~東日本では13日は、 落雷や突風、 降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風、強風、高波に注意。北陸地方の平地では13~14日は、土砂災害に警戒。

③ 14 日は、再び冬型の気圧配置となり寒気移流が強まる。850hPa -6℃以下の寒気が西日本まで流入し、北日本と東日本の山沿いでは大雪となる所がある。北日本と東日本の山沿いでは13~14日は、大雪による交通障害、風雪、着雪、なだれに注意。西日本日本海側の山沿いでも14日は、積雪や路面の凍結による交通障害に注意。また、大気の状態が非常に不安定となるため、北日本と東日本日本海側では14日は、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

④ 2項①や③の冬型の気圧配置や2項②の低気圧により、気圧の傾きが大きくなり、全国的に14日にかけて、強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。強風や高波に注意。北~東日本では、風雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北海道40、東北・北陸30cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北4、伊豆諸島・北陸・近畿・中国・九州北部・沖縄3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北~東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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