短期予報解説資料を読もう!24年12月14日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月14日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 500hPa 4980m 以下の寒冷渦に対応して、カムチャツカの東を北上する低気圧と大陸の高気圧との間で、日本付近は冬型の気圧配置となり、北日本~東日本日本海側の山沿いでは3時間に5~10cmの降雪を観測。

出典:気象庁

🐱:カムチャッカ半島の東にある低気圧は954hPaとまるで台風のようですね🌀

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁


② 500hPa 5340m 付近のトラフに対応して、北陸地方を東進する低気圧からシアーラインが日本海にのびる。また、500hPa 5460m 付近のトラフに対応して、前線を伴う低気圧が伊豆諸島付近を東北東進。低気圧やシアーライン周辺では大気の状態が非常に不安定となり、活発に発雷、強い雨を解析、若狭湾でメソサイクロンを検出。鳥取県、兵庫県、福井県に竜巻注意情報を発表した。

③ 冬型の気圧配置や低気圧の影響で、全国的にやや強い風や強い風が吹き、波が高くなっている。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 14日は、1項①の低気圧がカムチャツカの東を北上、1項②の北陸地方の低気圧は不明瞭になり、シアーラインが西日本の日本海側に南下する。1項②の伊豆諸島付近の低気圧は、前線を伴い急速に発達しながら、15日にかけてアリューシャン近海に進む。また、14日夜までに日本海で発生する低気圧が発達しながら、15日は千島近海に、16日は千島の東に進んで、15~16日にかけて、北陸地方から日本海にシアーラインが停滞する。

出典:気象庁

② 日本付近の冬型の気圧配置は、15日にかけて強まり、16日は、大陸の高気圧が日本の南に張り出すが、北日本中心に冬型の気圧配置が継続する。

出典:気象庁

850hPa -6℃以下の寒気は、15日にかけて西日本まで南下、16日は、東~西日本日本海側に停滞。北日本と東日本日本海側の山沿いでは16日にかけて、西日本日本海側の山沿いでは14日は、 大雪による交通障害に注意・警戒し、 着雪、 なだれに注意。 また、低気圧やシアーライン近傍では大気の状態が不安定となる。落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。北陸地方の平地では、これまでの雨の影響で地盤が緩んでいる所があり、雨や雪が降って土砂災害の危険度が高い状態が続く。土砂災害に注意・警戒。

出典:気象庁

③ 冬型の気圧配置や低気圧の影響で、全国的に 16 日にかけて、やや強い風や強い風が吹き、波が高くしける所がある。強風や風雪、高波に注意。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北陸40、中国35、東北・近畿30、関東甲信25、北海道20cm

③ 波浪(明日まで):東北・伊豆諸島・北陸・近畿・中国・沖縄 4、その他広い範囲で 3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北~東日本では、注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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