短期予報解説資料を読もう!24年12月17日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月17日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① オホーツク海と千島の東には発達した低気圧があって、それぞれ南西と東北東に進む。日本付近は西高東低の冬型の気圧配置で下層寒気移流が続く。北日本日本海側では雪が降り、北海道地方の多い所で3時間10cm 程度の降雪となっている。

出典:気象庁
出典:気象庁

🐱:北陸地方の沿岸では、雨で内陸部は冷たく雪になっているようですね。

出典:気象庁
出典:気象庁


② 日本海西部~中部には、北陸地方を指向する地上のシアーラインがあって、ほとんど停滞。地上のシアーラインの影響で、 北陸地方では1時間15mm程度の雨量となっており、 雷を検知している。


③ ①の低気圧と大陸の高気圧との間で、気圧の傾きが大きくなっており、北日本では強い風が吹いて、波が高くなっている所がある。


2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①のオホーツク海の低気圧は南西に進み、17日夜には不明瞭化。また、1項①の千島の東の低気圧は、18日にかけてアリューシャン近海まで進む。

出典:気象庁

日本付近は、18日にかけて寒気を伴ったトラフが次々と通過し、北日本は 850hPa -12℃以下、東日本は 850hPa -6℃以下の寒気に覆われた状態が続く。

出典:気象庁(編集あり)

1項②の地上のシアーラインは、17日は日本海西部~中部に停滞し、18日はやや南下する。北日本と東日本日本海側では18日にかけて、日本海から発達した雪雲が流れ込み、山地を中心に大雪となる所がある。大雪に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。地上のシアーラインが指向する北陸地方では、土砂災害の危険度が高まっており、平地では18日にかけて、土砂災害に警戒。上空寒気や地上のシアーラインの影響で、北日本は 17 日は、東~西日本は 18 日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


② 18日は、500hPa で -30℃以下(平年差-10℃以下)の強い寒気を伴ったシャープなトラフが西日本に入り、19日にかけて東日本を通過する。このため大気の状態が非常に不安定となる所がある。

出典:気象庁(編集あり)

日本付近では冬型の気圧配置が強まり、850hPaでも-6℃以下(平年差-5℃以下)の寒気が流入するため、西日本日本海側では山地を中心に大雪となり、 平地でも積雪する所がある。 東~西日本では18~19日は、落雷や突風、降ひょう、竜巻などの激しい突風に注意。また、18~19 日は、北日本と東日本日本海側に加えて、西日本日本海側の山地でも大雪に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。

出典:気象庁(編集あり)


③ 日本付近では19日にかけて、2項①の地上のシアーラインや冬型の気圧配置により、気圧の傾きが大きい状態が続く。北~西日本では 19 日にかけて、強風や風雪、高波に注意。南西諸島では 18~19日は、強風や高波に注意。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。② 降雪量(06時からの24時間):北海道・東北・北陸40、東海20、関東甲信15、近畿・中国10cm。③ 波浪(明日まで):北海道・北陸・伊豆諸島・近畿・中国・九州北部・九州南部・奄美・沖縄3m。④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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