おはようございます☁️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2024年12月19日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① アリューシャン近海~カムチャツカの東に連なる低気圧と大陸の高気圧との間で、日本付近は冬型の気圧配置となっている。
500hPa 5400m付近で-33℃以下の寒気を伴うトラフが西日本を通過中。西日本を南下するシアーラインや伊豆諸島付近の気圧の谷の近傍で雷を検知、やや強い雨を解析。
② 850hPa -6℃以下の寒気が、西日本~東日本日本海側に南下、西日本日本海側の山沿いでは3時間に18cmの降雪を観測。
③ 冬型の気圧配置や①のシアーラインの影響で気圧の傾きが大きくなり、全国的にやや強い風や強い風が吹いて波が高くなり、九州北部地方の灯台では非常に強い風が吹き、しけている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 19日は、1項①のトラフが深まりながら西~東日本を通過、西日本を南下するシアーラインは次第に不明瞭になる。
また、日本の南の低気圧や朝までに小笠原近海で発生する低気圧が、発達しながら日本の東に進んで冬型の気圧配置が強まる。
850hPa -6℃以下の寒気は西~東日本太平洋側まで南下、西日本と東日本日本海側の山沿いでは降雪が強まる。大雪、着雪、なだれに注意。また、上空寒気やシアーラインの影響で、西~東日本では大気の状態が非常に不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
② 20 日は、高気圧が西~東日本を東南東へ移動するが、500hPa 5160m 以下の寒冷渦に対応する低気圧がオホーツク海から千島の東に進み、北日本中心の冬型の気圧配置が継続。
21日は、500hPa 5400m付近のトラフに対応して、低気圧が日本海から北日本を通過して三陸沖に進み、日本海~東北地方の日本海側にシアーラインがのびる。 低気圧やシアーライン近傍では大気の状態が不安定となる。 落雷、突風、降ひょうに注意。また、北日本では 20~21 日は、東日本日本海側の山沿いでは 21日は、降雪が強まる所がある。大雪、着雪、なだれに注意。
③ 冬型の気圧配置や低気圧及びシアーラインの影響で、全国的に 21 日にかけて、やや強い風や強い風が吹いて、波が高くなりしける所がある。九州北部では19日は、非常に強い風が吹く所がある。強風や風雪、高波に注意し、九州北部では19日は、暴風雪に警戒。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):北海道、北陸30、関東甲信25、東北・東海・近畿・中国15㎝。
③ 波浪(明日まで):中国・九州北部5、近畿・奄美・沖縄4、その他広い範囲で3m。
5. 全般気象情報発表の有無
「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。
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