おはようございます🎁
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2024年12月25日03時40分発表
1.実況上の着目点
① アリューシャンの南に発達した低気圧、黄海に高気圧があって、 日本付近は西高東低の気圧配置となっている。
東~北日本では山沿いを中心に 3 時間に5cm前後の降雪を観測。 また、 先島諸島周辺では1時間に10mm前後の降水を解析。
② 西高東低の気圧配置の影響で、 気圧の傾きが大きくなっており、 北日本では強い風が吹き、全国的に波が高くしけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の高気圧は25日は、西日本から日本の東に移動する。西~北日本はこの高気圧に覆われ、降雪は弱まる。
一方、500hPa5280~5400mの-33℃以下の寒気を伴ったトラフに対応し、25日朝までに日本海で低気圧が発生し、前線を伴い発達しながら日本海を北東進、26 日夜にはオホーツク海へ進む。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。東~北日本では26日にかけて、 落雷や突風、 降ひょうに注意。 局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
また、850hPaの0℃線が東北地方まで北上するため、 積雪の多い所では26日にかけて、 なだれや融雪に注意。
② 2項①の低気圧がオホーツク海に進む26~27日は、 日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まる。850hPa の気温で北日本には-12℃以下の、西日本には-6℃以下の寒気が流入し、大雪となる所がある。西~北日本の山沿いでは26~27日は、大雪による交通障害、着雪、なだれに注意。
③ 26~27日は日本海に地上のシアーラインが形成し、北陸地方を指向する。シアーライン周辺では大気の状態が不安定となる。東日本では26~27日は、落雷や突風、降ひょうに注意。また、シアーラインが指向する東日本では、山沿いを中心に降雪の強まりに留意。
④ 冬型の気圧配置や2項②の発達する低気圧の影響で、気圧の傾きが大きくなり、強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。全国的に27日にかけて、強風や風雪、高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで):東北・北陸4、北海道・関東・伊豆諸島・近畿・中国・沖縄3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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