短期予報解説資料を読もう!24年12月31日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月31日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa -33℃以下の寒気を伴った5220~5400mのトラフに対応する低気圧が日本海中部にあって、東進。東~西日本日本海側では、上空寒気や低気圧に向かって流れ込む下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっている所がある。東日本日本海側の海上を中心に1時間およそ15mmの雨量を解析、雷を多数検知。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁


② 小笠原諸島付近には高気圧があって、東南東進。東~西日本太平洋側~南西諸島には高気圧縁辺から下層暖湿気が流入し、 1時間におよそ20mmの雨量を解析、伊豆諸島近海で雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の低気圧は、31日朝までに前線を伴い発達しながら東進し、津軽海峡付近まで進む。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。西~北日本では31日は、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁


② 日本の南~東では、31 日朝までに前線が顕在化。前線上の日本の東では、31 日夜までに低気圧が発生し、北東進。低気圧や前線の周辺では、大気の状態が不安定となり、強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。東日本太平洋側では31日は落雷や突風、急な強い雨に注意し、1月1日にかけて、強風や高波に注意。

出典:気象庁

③ 2 項①の低気圧は、1月1日にかけて発達しながら日本のはるか東に進む。その後、日本付近は 1月1日にかけて冬型の気圧配置となる。また、1月1日夜には日本海に地上のシアーラインが発生し、1月 2日にかけて東日本日本海側にゆっくり南下する。北~東日本には 500hPa で-30℃以下、850hPaで-9℃以下の寒気が流入し、大気の状態が不安定となり、大雪となる所がある。東~北日本では1月2日にかけて、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪、なだれ、落雷や突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁

④ 2 項①の低気圧や冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、強い風や局地的には非常に強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。北日本では1月1日にかけて、強風や風雪に注意・警戒。全国的に1月2日にかけて、強風や風雪、高波、高潮に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北海道・東北・北陸・関東甲信40cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島・北陸・近畿・中国 4、関東・東海 3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北~西日本では、注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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