短期予報解説資料を読もう!24年9月7日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう!

目次

短期予報解説資料 2024年9月7日03時40分発表

短期予報解説資料2024年9月7日03時40分発表 抜粋

1.実況上の着目点


①モンゴル付近に500hPa -6°C以下の寒気を伴った5820m付近のトラフがあって、ゆっくり東進。

24年9月6日21時JST 500hPa

オホーツク海付近にある低気圧からのびる前線が、東北地方を通り日本海西部へのびている。前線に向かって下層暖湿気が流入し、前線近傍では大気の状態が不安定となっている。日本海では、1時間およそ30mmの雨量を解析。

出典:気象庁


②日本の南にある500hPa -3°C以下の寒気を伴った寒冷渦と低圧部周辺の下層暖湿気の影響で、南西諸島付近では、大気の状態が不安定となっており、海上を中心に1時間30~60mmの雨量を解析、雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


①1項①の500hPa -6°C以下の寒気を伴ったトラフは、7日に日本海中部付近へ進み、8日朝までに北日本を通過する。また、日本の東には台風第12号があって北東進、7日朝までには1項①の前線上で温帯低気圧に変わる見込み。1項①の前線は、9日にかけて東日本をゆっくり南下。前線に向かって流れ込む下層暖湿気に、上空寒気や日射による昇温の影響が加わり、北~東日本では大気の状態が不安定となるため、雷を伴った強い雨や激しい雨が降り大雨となる所がある。東北地方~東日本では9日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意し、落雷や突風、降ひょうに注意。西日本では8日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意。
②1項②の寒冷渦と低圧部は、西進し9日には南西諸島付近へ進む。南西諸島では、引き続き9日にかけて低圧部周辺の下層暖湿気が流入し、寒冷渦の影響も加わるため、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所がある。南西諸島では9日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。
③8日はシベリア付近にある500hPa 5400m付近の寒気を伴ったトラフがオホーツク海付近へ南東進し、北海道地方では500hPa -12°C以下(平年差で ‐3~5°C)の寒気が流入し、大気の状態が不安定となる。北海道地方では8日は、落雷や突風、降ひょうに注意。
④東~西日本では9日にかけて、高気圧に覆われて晴れて気温が上昇し、猛暑日となる所がある。熱中症に注意(熱中症警戒アラートを参照)。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項[量的予報等]

①雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

②波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

③高潮(明日まで):大潮の時期。東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

おまけ

天気図クイズ🥳

問題1 下の天気記号はどのような気象現象を示しているでしょうか?

前回も見ました。雨に関係してますね。

答え

正解は、「着氷性の雨,並又は強」です。

黒丸1個のときは弱い着氷性の雨でしたが、2個になると強度が、「並または強」になるんですね。

問題2 下の天気記号はどのような気象現象を示しているでしょうか?

着氷性の何かですね。コンマ型の記号はなんだったっけ。。。

答え

正解は、「弱い着氷性の霧雨」です。

着氷性の雨と強度の考え方は同じですね。では、並または強の着氷性の霧雨はどんな形か想像つきますね。

着氷性の雨,並又は強。

問題3 下の天気記号はどのような気象現象を示しているでしょうか?

これは見たことがある記号が組み合わさっていますが、なんでしょう?

答え

正解は、「霧雨と雨,弱」です。

組み合わせそのままでしたね。でも弱ってことは並と強もあるってこと?🧐

あります。

「霧雨と雨,並又は強」は下の記号です。

霧雨のコンマで雨の黒丸をサンドするんですね🍔

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次