短期予報解説資料を読もう！25年1月1日

おはようございます☀️

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします🎍

今日もさっそく短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2025年1月1日03時40分発表

１．実況上の着目点

① 三陸沖には500hPaで-33℃以下の寒気を伴った5280m付近のトラフがあって東進。対応する発達した低気圧が、北海道の南東海上にあって東進。北～東日本を中心に強い寒気が流れ込んでおり、大気の状態が非常に不安定となってい
る。北日本と東日本の日本海側では、山地を中心に3時間3～10cm程度の降雪量を解析。北日本の日本海側と日本の東では、雷を多数検知。

② 先島諸島付近では、華中の高気圧縁辺をまわる下層暖湿気の影響で、1時間2～5mm程度の雨量を解析。

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項①の低気圧は、1 月 1 日は発達しながら日本の東から日本のはるか東に進む。その後、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり寒気移流が強まる。 北～東日本には500hPaで-30℃以下、 850hPaで-9℃以下の寒気が流入し、 大気の状態が不安定となり大雪となる所がある。 北～東日本では1日は、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょうに注意。西日本の日本海側でも850hPa -6℃以下の寒気の影響を受けるため、山沿いでは積雪する所がある見込み。

② 1 日夜には日本海に地上のシアーラインが発生、3 日にかけてほぼ停滞し、東日本の日本海側を指向する。2日にかけて2項①の寒気の影響も加わり、地上のシアーライン周辺では大気の状態が非常に不安定となる所がある。北日本では2日にかけて、東日本では3日にかけて、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

③ 3 日夜には、500hPa で-33℃以下の寒気を伴った 5280～5400m のトラフが日本海に進み、寒気移流が強まる。このため大気の状態が不安定となり大雪となる所がある。北～東日本では 3 日は、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。

④ 2項①の低気圧や冬型の気圧配置及び2項②の地上のシアーラインの影響により、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。北日本では 1 日にかけて、強風や風雪に注意・警戒。全国的に3日にかけて、強風や高波に注意。

３．数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

４．防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間)：多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間)：北海道30、東北20、北陸15cm。

③ 波浪(明日まで)：東北・伊豆諸島・北陸 4、北海道・近畿 3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北～東日本では、注意報基準を超過する所がある。

５．全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。