おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月11日03時40分発表
１．実況上の着目点
① 北～東日本には 500hPa で–36℃以下の寒気を伴う5220～5400mのトラフがあって東進。対応する低気圧が日本のはるか東にあって東進。日本付近は冬型の気圧配置となっている。
北～西日本には500hPaで-30℃以下、 850hPで-6℃以下の寒気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっている。北～西日本の日本海側を中心に雪が降っており、3時間3～10cm程度の降雪を観測。雷を多数検知。
② 日本付近は冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、全国的にやや強い風や強い風が吹いて、波が高くしけの所がある。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 日本付近では11日は冬型の気圧配置が続き、北～西日本では500hPaで-30℃以下、850hPaで-6℃以下の寒気が流入した状態が続く。
また、11日前半にかけて500hPa 5220～5340mに-36℃以下の寒気を伴うトラフと 5400～5520m に-30℃の寒気を伴うトラフが北～東日本と西日本をそれぞれ通過する。トラフ通過後の 11 日後半から次第に冬型の気圧配置は緩む。このため、北～西日本では 11 日前半にかけて日本海側を中心に降雪量が多くなる所がある。また、北～西日本では上空寒気の影響で、引き続き大気の状態が非常に不安定となる所がある。北～西日本の日本海側を中心に11日にかけて、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。
② 11日は、冬型の気圧配置が続く影響で、前半中心に気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。全国的に11日は、風雪や強風、高波に注意。
③ 12日は、500hPaで-36℃以下の寒気を伴う5400～5460mのトラフが深まりながら夜にかけて、西日本に進む。 トラフ接近に伴い、 朝までに四国の南と日本海に低気圧が発生する。 四国の南の低気圧は、日本の南を東北東進し、13日にかけて急速に発達しながら日本の東に進む。日本海の低気圧は13日夜にかけて、東日本の日本海側まで進み不明瞭となる。西～東日本では、これらの低気圧の影響で雨や雪の降る所がある。また、上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる所がある。西日本では12日は大雪による交通障害に注意。西～東日本では12～13日にかけて、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。
④ 12～13日は、2項③の低気圧と華中付近の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。全国的に12～13日は、強風や高波に注意。
３．数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06 時からの24 時間)：多い所(100 ㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間)：東北・北陸・近畿30、中国25、北海道・関東甲信10cm。
③ 波浪(明日まで)：東北・北陸・伊豆諸島・中国 4、その他広い範囲で 3m。
④ 高潮(明日まで)：大潮の時期。北～東日本では、注意報基準を超過する所がある。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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