おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月15日03時40分発表
１．実況上の着目点
① 沿海州～渤海には500hPa -42℃以下の寒気を伴った5100～5520mのトラフがあって、南東進。
北海道付近には低気圧があって東進。また、東北地方から日本海にかけて、地上のシアーラインがのびる。 シアーライン周辺では、大気の状態が非常に不安定となっていて、1時間に10～20mmの雨量を解析、雷を検知。
② 日本の南には高気圧があって、 東南東進。東シナ海～西日本は、地上の気圧の谷となっており、大気の状態が不安定となっている。1時間およそ10mmの雨量を解析、雷を検知。
③ ①の低気圧と②の高気圧との間で気圧の傾きが大きく、西～北日本にかけて、やや強い風や強い風を観測、海上では波が高くしけとなっている所がある。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 15日は、1項①の低気圧が発達しながらオホーツク海に進み、1項①のシアーラインは、15日夜にかけて北陸付近へ南下する。また、1項②の地上の気圧の谷は15日夜にかけて南西諸島～日本の南に南下する。低気圧やシアーライン、地上の気圧の谷の周辺では、大気の状態が非常に不安定となる所がある。西～北日本では、15日は落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。
② 15日夜～16日は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。850hPaで西～東日本には-9℃以下、北日本には-12℃以下の寒気が流入し、降雪が強まり大雪となる所がある。東～北日本では 17 日にかけて、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。
③ 16日夜は、500hPa -30℃以下の寒気を伴った5160～5280mのトラフが日本海に進む。対応して前線を伴った低気圧が16日夜に北日本に進み、17日にかけて発達しながら千島近海へ進む。低気圧や前線近傍では、大気の状態が非常に不安定となる所がある。西～北日本では16日～17日は、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。
④ 2項①、③の低気圧や2項①のシアーライン及び冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、強い風や非常に強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。全国的に17日にかけて、強風や風雪、高波に注意。
３．数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06 時からの24 時間)：多い所(100 ㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間)：東北70、北陸50、北海道・関東甲信40、東海30、近畿25、中国20cm。
③ 波浪(明日まで)：北海道・東北・北陸・近畿・中国・沖縄 4、関東・伊豆諸島・東海・九州北部・奄美3m。
④ 高潮(明日まで)：大潮の時期。北日本では注意報基準を超過する所がある。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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