短期予報解説資料を読もう!25年1月18日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年1月18日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa5160m以下の寒冷渦に対応して発達した低気圧が日本の東を東北東進。アムール川下流域や東シナ海の高気圧との間で、日本付近は北日本中心の冬型の気圧配置となっている。850hPaで-6℃以下の寒気が西日本日本海側~東日本太平洋側に南下。北~東日本では、 3時間に5~10cmの降雪を観測、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 18日は、1項①の寒冷渦と対応する低気圧は千島の東に進み、500hPa5460m付近のリッジに対応して高気圧が北日本に移動し、 冬型の気圧配置は解消する。 また、 東海道沖にはシアーラインが停滞し、四国の南や南西諸島付近は気圧の谷となる。

🐱:前日の夜に閉塞した千島の東にある低気圧は988hPaから980hPaへさらに発達しています。この低気圧は寒冷渦となっています。前線を伴わず中上層に寒気核を持つ寒冷低気圧に成長していく感じですね。


② 19日は、500hPa 5040mの寒冷渦に対応してオホーツク海に低気圧が進み、500hPa 5220m付近のトラフに対応してサハリン付近に低気圧が進んで、気圧の谷が日本海にのびる。また、南西諸島付近は気圧の谷となり、四国の南の気圧の谷上に発生する低気圧が東北東進し、東海道沖のシアーライン上に発生する低気圧が伊豆諸島付近に進む。


③ 20日は、 オホーツク海を低気圧が東北東進、 サハリン付近の低気圧はカムチャツカ半島付近に進み、低気圧からのびる気圧の谷が北~西日本を通過。また、伊豆諸島付近の低気圧は発達しながら三陸沖に進み、 四国の南の低気圧は東海道沖に進んで不明瞭になる。 南西諸島の気圧の谷は日本の南に進む。


④ 18 日は、上空寒気や気圧の谷の影響で、19~20 日は低気圧や気圧の谷に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では 20 日にかけて、西日本では 19~20 日は、落雷や突風、降ひょうに注意。


⑤ 18 日は冬型の気圧配置の影響で、19~20 日は低気圧や気圧の谷の影響で、北~東日本では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所がある。強風や風雪、高波に注意。


⑥ 北日本では 18 日は、下層寒気移流の影響で午前中は降雪が強まる所がある。大雪や着雪、なだれに注意。また、20日にかけて、850hPaで-6℃の寒気は北海道付近に北上。850hPaの気温は平年と比べて、西~東日本で5℃前後、北日本で5~10℃高い状態となる。多雪地域ではなだれに注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北海道10、東北5cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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