おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月20日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 北日本~日本海にかけて、シアーラインがのびている。シアーライン近傍では、1時間およそ20mmの雨量を解析、雷を検知。
② 房総半島沖に低気圧があって、ゆっくり北東進。また、東海道沖~南西諸島付近は、地上の気圧の谷となっている。低気圧や地上の気圧の谷に向かって、日本のはるか東にある高気圧の縁辺から下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっている所がある。 関東の東では1時間およそ50mmの雨量を解析、東海道沖~南西諸島では、 1時間30~50mmの雨量を解析、雷を多数検知。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の日本海へのびるシアーラインは、20日午前中に北日本を通過する。1項②の低気圧は、発達しながら日本の東を北東進し、20日夜には千島近海へ進む。また、1項②の気圧の谷は、20日夜にかけて日本の東へ進む。低気圧や気圧の谷及びシアーラインの周辺では、日本のはるか東にある高気圧の縁辺から下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。全国的に20日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。
② 北日本~西日本では、20日は1項②の高気圧の後面となり、南よりの風が吹いて気温が上昇する。北~西日本の積雪の多い地域では雪解けが進むため、20日はなだれに注意。
③ 21日は、500hPa -30℃以下の寒気を伴った5520~5700mのトラフが西日本から日本の南へ進み、日本付近は一時的に西高東低の気圧配置となり、21日夜~22日は、大陸の高気圧がオホーツク海と東シナ海に進む。また、21日夜には小笠原諸島の北東側で低気圧が発生し、22日にかけて日本のはるか東へ東北東進する。20日夜~22日は、北~東日本に850hPa -6℃以下の寒気が流入し、北~東日本の山沿いを中心に降雪となる所がある。また、上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では21日~22日にかけて、 西日本では21日は、 落雷や突風、 降ひょう、 急な強い雨に注意。
④ 2項①の低気圧や気圧の谷及びシアーラインの周辺、および2項③の低気圧と高気圧の間では、気圧の傾きが大きく、やや強い風や強い風が吹いて、波が高くなる所がある。西日本と南西諸島では 20日は、東日本では21日~22日は、強風や高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100 ㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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