短期予報解説資料を読もう!25年1月22日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年1月22日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 東日本には500hPa -30℃の寒気を伴う 5460m 付近のトラフがあって東進。

トラフ前面の日本の東には低気圧があって東進。 また小笠原近海には前線を伴った低気圧があって北東進。 低気圧周辺では低気圧に向かう下層暖湿気やトラフの影響で大気の状態が不安定となっており、 活発に発雷。 また、これらの低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなっており、強い風が吹いて、 波が高くなっている所がある。


② オホーツク海と東シナ海には高気圧があって、その間にあたる日本海は相対的に気圧の谷となっている。気圧の谷の周辺では、上空寒気の影響により大気の状態が不安定となって発雷している所がある。

③ 中国東北区に500hPaで-36℃の寒気を伴う寒冷渦があって東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①のトラフは、22日は日本の東に進む。

1項①の二つの低気圧は、23日にかけて一体化し日本の東を発達しながら東進。低気圧周辺では気圧の傾きが大きく、強い風が吹き、うねりを伴って波が高くなる所がある。北~東日本の太平洋側では22日は高波に注意。


② 1項②のオホーツク海の高気圧は、23日にかけて千島近海へ移動する。また東シナ海の高気圧は22日は西日本付近を通り、23 日にかけて日本の南へ移動する。これら二つの高気圧の間の気圧の谷は、23 日にかけて継続する。また 22 日夜までに日本海の気圧の谷に低気圧が発生し、24 日にかけて東北東進し、北海道付近に達する見込み。

③ 1 項③の寒冷渦は、24 日にかけて北日本へ接近。寒冷渦を回るトラフに伴う寒気が 24 日にかけて日本付近に入り、500hPa では北~東日本で-30℃以下、西日本で-27℃以下の状態が継続する。この上空の寒気の影響で 2 項②の低気圧や気圧の谷の周辺では、大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では24日にかけて、西日本では22日は、落雷や突風、降ひょうに注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100 ㎜以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。

③ 波浪(明日まで):東北・関東・伊豆諸島3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次