おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月23日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa 5460m付近のトラフに対応して、 日本のはるか東の低気圧が東北東に、 日本の東の低気圧が東南東に進んでいる。低気圧周辺からのうねりの影響で、 東日本太平洋側では、 波が高くなっている所がある。
② 中国東北区を東南東進する500hPa 5340m 以下の寒冷渦に対応して低気圧が日本海を東進。 北~東日本日本海側ではやや強い雨を解析。
③ 大陸と千島近海及び西日本の高気圧の間で、 北海道付近と東シナ海は気圧の谷となっている。北海道付近では1時間に5mm前後の雨を、南西諸島では激しい雨を解析。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 23日は、1項①のトラフと対応する低気圧はアリューシャンの南に進む。1項②の寒冷渦は沿海州付近に進んで、日本海の低気圧は津軽海峡付近に進む。また、500hPa 5700m 付近の正渦度極大域に対応して、東シナ海に発生する低気圧が東南東に進む。
② 24日は、寒冷渦が日本海に進み津軽海峡付近の低気圧は北海道の東に進んで、北海道の西に別の低気圧が発生。500hPa 5460m 付近のトラフに対応する低気圧が日本の東を東北東進。東シナ海の低気圧は気圧の谷となり沖縄の南に進む。 また、 大陸と日本の東の高気圧の間で本州南岸は気圧の谷となる。
③ 25日は、三陸沖に進む寒冷渦を回る500hPa 5520m付近のトラフに対応して日本の東に発生する低気圧が発達しながら北東進。 北海道の西の低気圧は東北日本海側に進み、 北海道の東の低気圧は停滞。
④ 2 項①~③の低気圧や気圧の谷に向かう下層暖湿気や上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では25日にかけて、西日本と南西諸島では24日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意し、南西諸島では短時間強雨にも注意。
⑤ 2 項①~③の低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて、波が高くなる所がある。また、南西諸島は 1 項③の高気圧の縁を回る吹走・吹続の長い東寄りのやや強い風による高波域からのうねりの影響を受ける。南西諸島では 25 日にかけて、北・西日本では 24~25 日は、東日本では25日は、強風や風雪、高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100 ㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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