短期予報解説資料を読もう!25年1月24日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年1月24日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 沿海州には500hPa5280m付近の-36℃以下の寒気を伴う寒冷渦があって、南東進。また、北日本付近には低気圧があって、 東北東進。 日本の東には高気圧があって、東南東に移動。高気圧後面の下層暖湿気が流入し、 西~北日本の太平洋側海上では、 雷を多数検知し、 局地的に1時間30mm以上の激しい雨を解析。


② 500hPa 5760m 付近のトラフに対応し、 南西諸島付近には低気圧があって東北東進。 低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、南西諸島では海上を中心に局地的に1時間に50mm以上の非常に激しい雨を解析。

③ ①及び②の低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなっており、北日本と南西諸島ではやや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の寒冷渦は南東進し、 25日は北日本付近、 26日は日本の東へ進む。 500hPaで北日本には-36℃以下、 東日本には-30℃以下の寒気が流入する。 また、 1項①の高気圧は24日は日本の東を東に移動し、西~北日本には25日にかけて、高気圧後面の下層暖湿気が流入する。

さらに、1項②の低気圧は、対応するトラフが先行するため24日朝までに不明瞭になるが、24日は南西諸島には850hPa318K以上の下層暖湿気が流入する。上空寒気及び下層暖湿気の影響で、全国的に大気の状態が非常に不安定となる。南西諸島と西日本では 24 日は、東~北日本では 26 日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


② 1項①の低気圧は、 24日夜には根室の南付近に進み、 25日朝までに不明瞭になる。 また、 500hPa5580m付近の強風軸に対応して、25 日朝までに前線が伊豆諸島~日本の東で顕在化する。2 項①の寒冷渦の周りのトラフに対応し、25日夜までに前線上の日本の東で低気圧が発生し、26日にかけて発達しながら北上する。 中国東北区から張り出す高気圧とこれらの低気圧との間、 また1項②の低気圧周辺では、気圧の傾きが大きくなり、風が強く吹き、波が高くなる所がある。南西諸島では26日にかけて、西~北日本では25~26日は、強風や風雪、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。


② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。


③ 波浪(明日まで):北~西日本、南西諸島の広い範囲で3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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