おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月29日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa5220m付近の-39℃以下の寒気を伴った寒冷渦が日本海にあって、 東進。 寒冷渦直下には、低気圧があって東進。東~北日本では、 雷を多数検知。
② 500hPa5280m 付近の寒冷渦に対応し、 千島の東に低気圧があって、 北西進。 大陸には高気圧があって、 日本付近は西高東低の気圧配置となっている。 西~北日本では3時間に5~10cmの降雪を観測。
③ 西高東低の冬型の気圧配置の影響で気圧の傾きが大きくなっており、 全国的に強い風が吹き、波が高く大しけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の寒冷渦は東進し、30日には日本の東へ進み、東~北日本には30日にかけて、500hPa-36℃以下の寒気が流入する。
1項①の低気圧は29日午後には日本の東へ進み、日本付近は29日は西高東低の冬型の気圧配置となる。30日は高気圧が大陸から東シナ海に移動し、31日にかけて日本付近は西高東低の気圧配置が続く。
西~北日本には 850hPa-9℃以下の寒気が流入し、降雪が強まり大雪となる所がある。西日本では 29 日は、東~北日本では31 日にかけて、大雪や着雪、なだれに注意。また、29日朝までに、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が形成し、31 日にかけて北陸地方を指向する。さらに、29日夜までに、地上のシアーラインが日本海北部~北海道地方にのび、31日にかけて、ゆっくり南下する。JPCZ及びシアーライン周辺では雪雲が発達し、降雪量が増えるおそれがあるので留意。
② 2項①の上空寒気とJPCZ及びシアーラインの影響で大気の状態が非常に不安定となる所がある。西日本では 30 日にかけて、東~北日本では 31 日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 冬型の気圧配置などの影響で、全国的に気圧の傾きが大きくなり、強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高く大しけとなる所がある。東北地方では 29 日は暴風雪や高波に、北陸地方では 30日にかけて高波に警戒。全国的に31日にかけて、強風や風雪、高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):東海70、 北陸60、 東北・関東甲信50、 北海道40、 近畿35、 中国20、四国15、九州北部10cm。
③ 波浪(明日まで):東北・北陸6、伊豆諸島・近畿・中国5、その他広い範囲で3~4m。
④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北~西日本では、注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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