おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月4日03時40分発表
１．実況上の着目点
①日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっている。 西～北日本では3時間に5～10cmの降雪を観測している所がある。
② 500hPa5280～5400mの-30℃以下の寒気を伴うトラフが東～北日本を通過中。
③ 日本海に地上のシアーラインがのび、 北陸地方を指向している。 また、 関東の東にも地上のシアーラインがのびている。シアーライン周辺では雷を検知し、1 時間に 10mm 前後の降水を解析。
④ 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、全国的にやや強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項②のトラフは4日朝には日本の東へ抜ける。850hPa-9℃以下の寒気が東日本まで南下し、西～北日本では山沿いを中心に降雪が強まり、大雪となる所がある。西～北日本では 4 日は大雪や着雪、なだれに注意。また、上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北日本では 4 日は、落雷や突風に注意。 なお、 4日午後は高気圧が東シナ海へ進み、 日本付近の冬型の気圧配置は次第に緩む。
② 1 項③のシアーラインは、4 日午前中にかけて、日本海～北陸地方付近、伊豆諸島付近～日本の東にのびる。シアーライン周辺では、上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる所がある。西～東日本では4日は、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。なお、これらのシアーラインは、冬型の気圧配置が緩む4日午後には不明瞭になる。
③ 4日夜までに低気圧がボッ海付近で発生し、5日は黄海から日本海へ、6日は前線を伴って発達しながら北日本を通過しオホーツク海へ進む。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる所がある。西～北日本では5～6日は、南西諸島では6日は、落雷や突風、降ひょうに注意。850hPa0℃線が東北地方まで北上するため、積雪の多い所では6日は、融雪やなだれに注意。
④ 冬型の気圧配置や2項③の低気圧の影響で、 気圧の傾きが大きくなり、 やや強い風や強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。全国的に6日にかけて、強風や風雪、高波に注意。
３．数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量（06時からの24時間） ：多い所（100mm以上）はない。
② 降雪量（06時からの24時間） ：北海道40、東北30、北陸25、近畿15、関東甲信10cm。
③ 波浪（明日まで） ：伊豆諸島・沖縄4、北海道・関東・東海・北陸・近畿・中国・奄美3m。
④ 高潮（明日まで） ：大潮の時期。東日本では、注意報基準を超過する所がある。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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