短期予報解説資料を読もう!25年1月9日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年1月9日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置となっている。西~北日本の日本海側山沿いを中心に3時間に5~15cm前後の降雪を観測している所がある。 また、 日本海には日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)がのび、北陸地方を指向。 周辺では雷を多数検知。


② 中国東北区に 500hPa5100m付近の-45℃以下の寒気を伴う寒冷渦があって、 ゆっくり南下。


③ 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、 西~北日本では強い風や非常に強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近は10日にかけて、強い冬型の気圧配置が続く。1項②の寒冷渦は、次第に循環が不明瞭になり、トラフとなって10日に東~北日本を通過する。

北日本には500hPa-39℃以下の、西~北日本には700hPa-21℃以下の寒気が流入し、降雪が強まり大雪となる所がある。東~北日本では10日にかけて、大雪による交通障害に警戒。西~北日本では11日にかけて、大雪や着雪、なだれに注意。

JPCZは9 日夜にかけて北陸地方を指向し、その後不明瞭になる。また、トラフに対応して 9 日朝までにJPCZ上の日本海で低気圧が発生し東南東進、9日夜には北陸地方に進み不明瞭になる。JPCZやJPCZ上の低気圧周辺にあたる東~北日本日本海側を中心に、短時間に積雪が増えるおそれがあることに留意。


② 強い冬型の気圧配置の影響で、日本付近は、11 日にかけて気圧の傾きが大きくなり、全国的に雪を伴った強い風や非常に強い風が吹き、波が高くなり、日本海側の海上では大しけとなる所がある。北海道地方では10日にかけて、猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒。西~東日本日本海側では10日にかけて、暴風や高波に警戒。全国的に11日にかけて、強風や風雪、高波に注意。


③ 2項①の上空寒気やJPCZ及び低気圧の影響により、大気の状態が非常に不安定となる。西~北日本では11日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。


② 降雪量(06時からの24時間):北陸80、東北・東海70、北海道・中国60、近畿50、関東甲信・九州北部40、四国30cm。


③ 波浪(明日まで):北陸・近畿6、北海道・東北・伊豆諸島・中国5、その他広い範囲で3~4m。

④ 高潮(明日まで):西~北日本では、注意報基準を超過する所がある。

5. 全般気象情報発表の有無

「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。

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