おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年2月1日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 四国沖と中国東北区に高気圧があって、ともに南東へ移動。
② 千島の東には低気圧があって東進。 北日本では、 ①の高気圧との間で気圧の傾きが大きく、 やや強い風が吹き波が高く、しけとなっている所がある。
③ 北~東日本では寒気移流が続き、 日本海側を中心に多い所で3時間約5cmの降雪となっている。
④ 東シナ海から華中にかけて、31日21時に前線が顕在化。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1 項①の中国東北区の高気圧は2日にかけて東に移動し、沿海州付近に中心を移す。北日本では、1項②の低気圧との間で気圧の傾きが大きい状態が続き寒気移流が継続。 北日本では、 1日は大雪による交通障害や着雪、 なだれに注意。
② 1 項④の前線上の東シナ海で、1 日朝までに低気圧が発生する見込み。
この低気圧は 1 日夜に九州付近を通過して、2日は日本の南岸を東進。この低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、西日本や南西諸島では 2 日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る所がある。落雷や突風、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 1 日夜までに、伊豆諸島付近にシアーラインが顕在化し、シアーライン上に低気圧が発生する見込み。
この低気圧や2項②の低気圧周辺の湿りと850hPaで-3℃以下の下層寒気の影響で、東日本太平洋側の山沿いで大雪となる所がある。また、関東の平地でも降雪となり、積雪となるおそれがある。東日本では、2~3日は大雪や積雪による交通障害、着雪に注意。
④ 2項②の低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、 強い風が吹いて、 波が高くなる所がある。 また、南西諸島では 2 項①の高気圧周辺の吹走距離、吹続時間の長いやや強い東よりの風の影響により波が高くなる。全国的に3日にかけて、強風や風雪、高波に注意。
⑤ 4 日頃以降の数日間は、冬型の気圧配置となって強い寒気移流が続く見込み。大雪や大荒れとなるおそれがある。今後の資料に留意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場は GSM を基本、量予想や降水分布は MSM や LFM も参考。2項③については、わずかな気温や降水量の変化で降雪量が変化する可能性があることに留意。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):九州南部100mm。
② 降雪量(06時からの24時間):北海道40㎝。
③ 波浪(明日まで):北海道4、東北・伊豆諸島・四国・九州北部3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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