短期予報解説資料を読もう!25年2月16日

おはようございます☁️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月16日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 東シナ海に低気圧があって、東北東進。 低気圧に向かい、 小笠原近海に中心を持つ高気圧後面の下層暖湿気が流入し、 南西諸島、 西~東日本では1時間に10~20mmの降水を解析。日本の東では雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


② 千島の東に発達した低気圧があって、 東進。 低気圧周辺の風浪を波源とするうねりにより、 北日本では波が高くなっている所がある。

③ シベリアに500hPa5100m付近の-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦があって、ゆっくり南下。

出典:気象庁(加工あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項①の低気圧は、前線を伴って 16 日朝には四国の南へ進む。また、500hPa5280m 付近の-39℃以下の寒気を伴うトラフに対応し、17日未明までに日本海で低気圧が発生し発達しながら東進、17日朝には東北地方の日本海側へ進む。

出典:気象庁(加工あり)

前線や低気圧に向かう下層暖湿気、上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる所がある。南西諸島では 16 日は、西~北日本では16~17 日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 2項①の東北地方の日本海側へ進む低気圧は、17日夜には発達しながら日本の東へ進み、日本付近は次第に西高東低の冬型の気圧配置となる。

出典:気象庁(加工あり)

850hPaで西日本には-9℃以下、東~北日本には-12℃以下の寒気が流入する。

出典:気象庁(加工あり)

1項③の寒冷渦は、循環を弱めトラフとなり18日夜には北日本へ進み、500hPaで東日本には-30℃以下、北日本には-39℃以下の寒気が流入する。このため、降雪が強まり大雪となる所がある。西日本では18日は、東~北日本では17~18日は、大雪や着雪、なだれに注意。

出典:気象庁(加工あり)


③ 18 日朝までに日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が形成し、北陸地方を指向する。JPCZ 周辺では短時間に降雪量が多くなるおそれがあるので留意。また、大気の状態が非常に不安定となるため、西~北日本の日本海側では18日は、 落雷や突風、 降ひょうに注意。 局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

④ 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、雪を伴った強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。東北地方では 17~18 日は、暴風雪に警戒。全国的に 17~18日は、強風や風雪、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。

③ 波浪(明日まで):伊豆諸島5、北海道・東北・北陸・近畿・中国4、その他広い範囲で3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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