短期予報解説資料を読もう!25年2月18日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月18日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置となっている。西~北日本の日本海側を中心に降雪となっており、 多い所で3 時間に 15cm 前後を観測。また、 上空寒気の影響で大気の状態が不安定となっており、 北日本日本海側では雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa5160m付近の-42℃以下の寒気を伴うトラフが中国東北区にあって、南東進。

出典:気象庁(加工あり)

③ 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、 全国的に雪を伴った強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近の冬型の気圧配置は20日にかけて続き、 西~北日本は850hPa-9~-15℃の寒気に覆われる。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)

1項②のトラフは18日夜には北日本に進み、 東日本には500hPa-36℃以下、 東~北日本には700hPa-24℃以下の強い寒気が流入し、19 日にかけては強い冬型の気圧配置となる。このため、西~北日本では降雪が強まり、日本海側を中心に太平洋側でも大雪となる所があり、普段雪の少ない東~西日本の平野部でも積雪となる所がある。

出典:気象庁(加工あり)

西~北日本では20日にかけて、大雪や着雪、なだれに注意。また、20日は日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が形成し、20日朝は中国地方日本海側を指向、その後東進し20日夜は若狭湾付近を指向する。JPCZ 周辺や下層風の収束する所では、雪雲が発達し降雪量が多くなり、警報級の大雪となるおそれがあることに留意。


② 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、雪を伴った強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くしけとなる所がある。北日本では18日はじめは、暴風雪に警戒。西~北日本では20日にかけて、強風や風雪、高波に注意。南西諸島では19日にかけて、強風や高波に注意。

③ 上空の強い寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる所がある。西~北日本では 20 日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 降雪量(06時からの24時間):東北・北陸70、関東甲信・東海・近畿50、中国40、北海道30cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島5、北陸・近畿・中国4、その他広い範囲で3m。

④ 大潮(明日まで):北日本では、注意報基準を超過する所がある

5.全般気象情報発表の有無

「大雪に関する全般気象情報」を5時頃に発表予定。

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