短期予報解説資料を読もう！25年2月2日

2025年2月2日

おはようございます🌧️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2025年2月2日03時40分発表

https:www.data.jma.go.jp:yoho:data:jishin:kaisetsu_tanki_latest ダウンロード

１．実況上の着目点

① 500hPa 5580m 付近のトラフに対応し前線を伴う低気圧が四国の南を東進。また、伊豆諸島付近に別の低気圧が停滞。低気圧に向かう下層暖湿気の影響で日本の南で激しい雨を解析。西～東日本では1時間に5mm前後の雨を解析、山地や山沿いでは雪が降り積雪となっている所がある。また、低気圧の周辺では、強い風が吹いて、波が高く
なっている所がある。

🐱：5580mのトラフが見つけられなくてごめんなさい。

② 北海道の西の気圧の谷と下層寒気の影響で、北海道地方では3時間で10㎝前後の降雪を観測。

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 2 日は、1 項①の低気圧が日本の東に進み、伊豆諸島付近の低気圧はこの低気圧に取り込まれて不明瞭になる。中国東北区に南下する500hPa 5160m以下の寒冷渦に対応し日本海西部に低気圧が発生。

② 3日は、2項①の寒冷渦が中国東北区を南東進、日本海の低気圧は発達しながら東北東に進む。

③ 4日は、2項②の寒冷渦が日本海北部に進み、500hPaで-33℃以下の寒気が西～東日本太平洋側に南下。

日本海の低気圧は北海道の西に北上して、低気圧からのびる気圧の谷が北～東日本を通過。寒冷渦を回る500hPa 5280m付近のトラフに対応して、日本の東に発生する低気圧が千島近海に進む。これらの低気圧と大陸の高気圧との間で日本付近は強い冬型の気圧配置となり、日本海寒帯気団収束帯（JPCZ）が北陸地方を指向する。また、東シナ海にも気圧の谷が顕在化する。

④ 2項①の低気圧周辺の湿った空気と850hPaで-3℃以下の寒気の影響で、東日本では2日は、山沿いを中心に大雪となり関東の平地でも積雪となる所がある。大雪や積雪による交通障害、着雪に注意。

⑤ 2項①～③の低気圧や気圧の谷、及びJPCZの周辺では大気の状態が不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

⑥ 2 項①～③の低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、強い風や非常に強い風が吹いて、波が高くなりしける所がある。全国的に3日にかけて、強風や風雪、高波に注意し、4日は注意・警戒。

⑦ 850hPaで-6℃以下の寒気は、2日は北日本に停滞、3日夜には津軽海峡付近～東海地方～西日本太平洋側に移流、4日夜には、西～東日本太平洋側に南下。4日以降日本付近にはこの冬一番の強い寒気が流れ込み降雪が強まる所がある。北日本では4日にかけて、西日本と東日本日本海側では3～4日は、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。