短期予報解説資料を読もう!25年2月21日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月21日03時40分発表

1.実況上の着目点

① 日本のはるか東の低気圧と、大陸の高気圧の間で日本付近は冬型の気圧配置が継続し、寒気移流が続く。東北北部付近と北陸付近を指向するシアーラインがのびる。北~西日本の日本海側では、広く3時間5cm以上の降雪を観測。特に秋田県では12時間で30cm以上の降雪となっており大雪警報を発表。また、西~東日本では積雪の深さが平年比300%以上となっている所がある。

出典:気象庁(加工あり)


② オホーツク海には500hPa 5220m以下の寒気を伴ったトラフがあって、北日本には-39℃以下、東日本には-30℃以下の強い寒気が移流。

出典:気象庁(加工あり)

③ 冬型の気圧配置で気圧の傾きの大きい状態が続いており、北~西日本ではやや強い風が吹いて、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近は冬型の気圧配置が継続。1項①の東北北部を指向するシアーラインは21日日中は東北地方に停滞した後不明瞭になる。北陸付近のシアーラインは、21日は指向先を西日本に移しつつ、22日にかけて東西に動きがある見込み。

出典:気象庁(加工あり)

② 1項②のトラフは、22日にかけて北日本付近を南下。また、このトラフから連なる5280~5460mのトラフが西~東日本を通過。トラフの通過に伴って、22日にかけて500hPaで-30℃以下の寒気が北~西日本を覆い、 850hPaで-6℃の寒気も西~東日本の太平洋側を覆う。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気温(加工あり)

その後も、 24日頃にかけて寒気を伴った後続のトラフが日本付近を通過する見込み。このため、北~西日本では日本海側を中心に、23日にかけて大雪となる所がある。特に2項①のシアーライン近傍では大気の状態が不安定となり、雷を伴って降雪が強まる所がある見込み。

東北地方では21日は大雪に警戒。北~西日本では23日にかけて大雪に注意・警戒し、着雪やなだれ、落雷、突風、降ひょうに注意。大雪はその後も続き、24日頃にかけて積雪が多くなる所があることに留意。

③ 冬型の気圧配置は24日頃にかけて続き、 気圧の傾きの大きい状態が継続。 北~西日本では、 雪を伴った強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。強風や風雪、高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)

④ 南西諸島では22日にかけて、大陸の高気圧が張り出して気圧の傾きが大きくなるため、強い風が吹いて、波が高くなる所がある見込み。強風や高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。② 降雪量(06時からの24時間):東北・北陸60、近畿40、北海道・中国30cm。③ 波浪(明日まで):伊豆諸島4、東北・北陸・近畿・中国・九州北部・沖縄3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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