おはようございます☁️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年2月28日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 東シナ海に低気圧があって、東北東進。日本の南に中心を持つ高気圧後面の下層暖湿気が流入し、南西諸島と西日本では1時間に5mm前後の降水を解析。低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなっており、やや強い風の吹いている所がある。

② 千島の東に発達した低気圧があって、南下。この低気圧と1項①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、北日本ではやや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は500hPaのトラフとの対応が悪くなり、28日朝までに不明瞭になるが、日本の南の高気圧から850hPaθe318K以上の下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる所がある。九州南部・奄美地方では28日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。




② 500hPa5280m付近のトラフに対応し、28日午後に日本海北部付近で低気圧が発生し、発達しながら3月1日はオホーツク海へ進む。低気圧と日本の南から小笠原近海へ進む1項①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では1日にかけて、強風や高波に注意。


③ 3月2日は、中国東北区に中心を持つ高気圧が日本海に張り出す。カムチャツカの東へ進む2項②の低気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、雪を伴った強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では2日は、強風や風雪、高波に注意。

④ 2項②の低気圧に向かって下層暖気が流入し、850hPaの気温は平年より5~10℃高くなる。また、3月2日朝までに華北~黄海~朝鮮半島付近に前線が顕在化し、2日夜には本州付近にのびる。西~東日本日本海側を中心に降水となり、標高の高い所でも雨主体となる。西~北日本では、これまでの大雪により積雪の深さが平年の2倍以上となっている所があり、気温の上昇と降水で雪解けが進む。西~北日本の積雪の多い所では2日にかけて、なだれや融雪に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間) :多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間) :多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで) :北海道・東北3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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