おはようございます☁️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年3月12日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 四国の南に低気圧があって、東進。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、 西~東日本では1時間に5mm前後の降水を解析。

② 500hPa 5280m以下の-33℃以下の寒気を伴う寒冷渦に対応する低気圧がアムール川中流付近にあって、東進。

③ オホーツク海に低気圧があって、東進。
④ ①や③の低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなっており、西日本と北日本では、やや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、12日夜には東海道沖に進む。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる所がある。西~東日本太平洋側では12日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。

② 1項②の寒冷渦は、13日夜には北日本に進む。寒冷渦に対応する低気圧が12日夜までに沿海州付近に新たに発生し、発達しながら13日夜にはサハリン付近に進む。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。また、13日朝には日本の東で前線を伴った別の低気圧が発生し、 発達しながら北東進する。

これらの低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、 雪を伴った強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。東~北日本では、13日にかけて落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に、14日にかけて強風や風雪、高波に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。 特に、 北日本では13~14日は、 暴風雪となるおそれがあるので留意。
③ 500hPa 5760m付近の強風帯に対応して、前線が12日朝までに華中で顕在化し、12日夜には奄美地方付近、13~14日は日本の南にのびる。前線に向かって高気圧縁辺から850hPaθe 321K以上の下層暖湿気が流入し大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島では13~14日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。

④ 14日は、オホーツク海へ進む低気圧の影響で北日本は下層寒気移流場となり、850hPa-9~-12℃の寒気が流入し、降雪が強まり大雪となる所がある。北日本では14日は、大雪や着雪、なだれに注意。


⑤ 沿海州からオホーツク海に進む2項②の低気圧に向かって、下層暖気が流入するため、西日本の積雪の多い所では14日にかけて、東~北日本の積雪の多い所では13日にかけて、なだれや融雪に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):九州南部100mm。② 降雪量(06時からの24時間): 多い所(注意報級以上)はない。③ 波浪(明日まで):北海道・東北4、関東・伊豆諸島3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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