おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年3月13日15時40分発表
１．実況上の着目点
① アムール川下流域付近に500hPa -33℃以下の寒気を伴った寒冷渦があって東進。対応して日本海北部と根室付近に低気圧があって、それぞれ東北東進と北東進。
② 三陸沖には低気圧があって、発達しながら北東進。
③ 華中から日本の南にかけて、前線がのびている。前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっており、南西諸島の周辺では雷を伴った激しい雨～非常に激しい雨を解析。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の寒冷渦は、14日にかけて千島近海へ進み、寒冷渦を回る500hPa 5400m付近のトラフが断続的に北日本を通過する。
1項①の日本海北部の低気圧は、13日夜にかけて北海道地方に進んで不明瞭化。また、1項①の根室付近にある低気圧は、13日夜にはオホーツク海に進み、14日夜にかけて千島近海に進む。低気圧や上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北日本では13日は、落雷や突風、降ひょうに注意。
② 1項②の低気圧は、前線を伴いながら14日朝にかけて北上し、千島近海に進む。
2項①の寒冷渦の東進に伴い、北日本では13日夜～14日にかけて、下層寒気移流が強まり、850hPa-6～12℃以下の寒気が流入する。
北日本では14日は、大雪による交通障害、なだれに注意。また、千島近海へ進む低気圧と、黄海から日本海へ進む高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、北日本を中心に14日にかけて、非常に強い風が吹いて、しけとなる所がある。特に奥羽山脈風下にあたる東北地方太平洋側の陸上では、14日にかけて風が強く吹き、暴風となるおそれがある。北日本では14日にかけて、暴風に警戒し、風雪や高波に注意、東日本では15日にかけて、強風や高波に注意。
③ 1項③の前線は、2項②の前線と一体化し、14日にかけて華中～日本の南に停滞する。
また、15日朝には東シナ海に前線を伴った低気圧が東進する。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨となる所がある。
南西諸島では15日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。また、西日本や南西諸島では15日にかけて、強風や高波に注意。
３．数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(18時からの24時間)：多い所（100mm以上）はない。
② 降雪量(18時からの24時間)： 北海道40cm。
③ 波浪(明日まで)：北海道5、東北4、伊豆諸島・北陸・九州南部・奄美3m。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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