短期予報解説資料を読もう！25年3月5日

おはようございます☔️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2025年3月5日03時40分発表

１．実況上の着目点

① 前線を伴った低気圧が紀伊半島の南付近にあって、 東北東進。 東日本と東北地方では広く降水となっている。 関東甲信地方と東北地方では下層寒気の影響で降雪となっており、3時間に5cm前後を観測し、関東地方南部の平地でも積雪となっている所がある。一方、前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、 先島諸島では雷を検知し、1時間に30mm以上の激しい雨を解析。

② ①の前線や低気圧の近傍では気圧の傾きが大きくなっており、全国的にやや強い風や強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の前線を伴った低気圧は5日朝には伊豆諸島付近に進む。東日本の太平洋側には下層寒気がくさび状に流入するため、内陸や山地を中心に降雪が強まり、関東地方南部の平地でも大雪となる所がある。関東地方では5日はじめは、大雪による交通障害に警戒。東日本太平洋側では5日は、大雪や着雪に注意。

また、 低気圧はその後6日にかけて、 発達しながら北東に進む。 低気圧や下層寒気の影響で、北日本では降雪が強まり大雪となる所がある。北日本では6日にかけて、大雪や着雪、なだれに注意。

② 2項①の前線や低気圧に向かって850hPaθe327K以上の下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、激しい雨が降り大雨となる所がある。先島諸島では5日は、低い土地の浸水や河川の増水に注意。また、南西諸島と伊豆諸島では5日は、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意。

③ 2項①の低気圧は6日夜には千島近海に進み、日本付近は6～7日は西高東低の気圧配置となる。

東～北日本には850hPa-9～-12℃前後の寒気が流入し、大気の状態が不安定となり、降雪が強まり大雪となる所がある。東～北日本日本海側では6～7日は、大雪や着雪、なだれ、落雷や突風に注意。

④ 2項①の前線や低気圧近傍及び2項③の西高東低の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、雪を伴った強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。全国的に7日にかけて、強風や風雪、高波に注意。

⑤ 降水の影響により、西～北日本の積雪の多い所では5日は、なだれに注意。

３．数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

４．防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量（06時からの24時間） ：多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量（06時からの24時間） ：北海道・東北40、関東甲信10cm。
③ 波浪（明日まで） ：北海道・東北・伊豆諸島・東海・近畿・沖縄4、その他広い範囲で3m。

５．全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。