短期予報解説資料を読もう!25年3月9日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年3月9日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5580m付近のトラフに対応して伊豆諸島付近を低気圧が東北東進。 日本の東で雷を検知、 やや強い雨を解析。 近傍ではやや強い風が吹いて波が高くなっている所がある。また、低気圧からの湿った空気と下層寒気の影響で、 北~東日本では3時間に3cm前後の降雪を観測。

出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5520m付近のトラフが日本海西部を東進、 日本海西部で雷を検知。黄海付近を東北東に移動する高気圧の南縁で南西諸島付近~西日本太平洋側にのびる気圧の谷の近傍では、1時間に5mm前後の雨を解析。

③ 沿海州付近を東進する低気圧の影響で、北海道付近では1時間に5~10mmの雨を解析。

出典:気象庁(加工あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 9日は、1項①の低気圧は発達しながら日本の東に進み、1項③の低気圧は千島近海に進む。1項②の高気圧は日本海に移動して、南西諸島付近の気圧の谷は次第に不明瞭になる。

出典:気象庁(加工あり)


② 10日は、2項①の高気圧は三陸沖に移動。

出典:気象庁(加工あり)

500hPa 5760m付近の正渦度極大域に対応する気圧の谷が、華中から東シナ海に進み、夜までに低気圧が発生する。また、500hPa 5280m付近のトラフに対応する低気圧がアムール川中流域に進む。

出典:気象庁(加工あり)

③ 11日は、2項②の東シナ海の低気圧が西日本太平洋側に進み、アムール川中流域の低気圧はサハリン付近に進む。

出典:気象庁(加工あり)

④ 2項①の日本の東に進む低気圧の影響で、東日本太平洋側では10日にかけて、強い風が吹き、カムチャツカの東の低気圧からのうねりの影響も加わり波が高くなる所がある。強風や高波に注意。

⑤ 2項①の千島近海に進む低気圧や、2項③のサハリン付近に進む低気圧の影響で、北日本では、9日は大気の状態が不安定となる所があり、11日にかけて気圧の傾きが大きくなって、強い風が吹き、波が高くなる所がある。落雷、突風、降ひょう、強風や風雪、高波に注意。

⑥ 2項①~③の高気圧南縁を回る吹走・吹続の長いやや強い東寄りの風の影響で、南西諸島では11日にかけて、やや強い風が吹き、うねりを伴い波が高くなる所がある。高波に注意。

⑦ 2項③の東シナ海から西日本太平洋側に進む低気圧の影響で、南西諸島や西日本太平洋側では11日は、大気の状態が不安定となる所がある。落雷、突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間) :多い所(100mm以上)はない。② 降雪量(06時からの24時間) :多い所(注意報級以上)はない。③ 波浪(明日まで) :北海道・関東・伊豆諸島3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次